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初心者でもわかるブリーチ解説

初心者でもわかるブリーチ解説

最近ですね、いつも肌の化粧水として使っている“KIGEN ミスト”に、シミに効くと言われている成分を配合して朝晩使っています。

2ヶ月使うと効果を感じると言われていて、いま2週間ほどですが、正直まじまじとシミ(メラニン)をチェックすると全然変わってないんですが、明らかに肌全体が整いました。内側からツヤが出た感じがします。

なんだかいい感じなのでシミを消すためにこのまま続けてやっていきます。

今日はこの“メラニン”が大事になってきますので要チェックです。

髪を白くしたい時は…

たまにね、気軽に言われるんですよ。
「髪を白くしたいんですけど、できますか?」と。
まっ、白に限らず、水色や薄いピンクとか薄い紫とか白っぽいグレイは難易度が高い。条件が揃えばできるんですが、みなさん“ほぼ”条件が揃わないです。

条件とは…

  • ブリーチ2回から3回に耐えられる健康毛
  • 料金(カットとトリートメント別で3万以上)
  • 時間(6時間前後)
  • 白髪染めや黒染めに限らず、濃い色でカラーの履歴がない

僕の場合はこんな条件がほしいです。
お店やスタイリストによって考えはちょっと変わると思いますが、僕はこんな感じ。
それにこんな厳しい条件なのに、仮にめちゃくちゃ綺麗に染まったとしても色のもちは1週間前後、というなかなか割に合わないカラーになっております。
どうですか結構大変じゃないですか??
やらせてもらうこちらも気軽に「やりましょ、やりましょ!」ってなかなかならない。

だからなかなか現れない。現れるのはいつもメンズ。
女性の場合はカラーの履歴やダメージでほとんど断念。

2年に1回くらい現れます、黒髪からいきなり超ハイトーン希望のメンズが。
工程を写真に撮らせてもらったので今後ハイトーンにしたい方、参考にどうぞ!

目指せ明るいアッシュ

まっ、アッシュと言いましても初心者の方はピンと来ないと思います。

《くすんだ青》です。

色は明るければ薄い、暗ければ濃いというのを覚えておくとよいでしょう。

大事です。

んで、今回は↓

事前のカウンセリングで相談してましてA14を選択しておりましたので、当日も変更なくこちらを目指すことに。

一応、説明しておきますとヘアカラーというのはですね、“髪の色”と“カラー剤の色”が混ざって完成するので、この見本の色を選んで髪に塗れば見本通りに染まるというわけではないのです。

そこを踏まえてスタート。

ブリーチ

黒髪は写真撮り忘れ。まっ、染めてない黒髪なので。
で、ブリーチ1回目から。

塗るのに25分くらい、で40分ほど放置しました。
一回のブリーチではこれくらいが限界ですね。
んで、このブリーチですが髪のメラニンを壊して“色を抜いている”わけですね。
決して黄色に染めてるわけではありません。

16レベルくらいまで明るくなりました。
明るくなりづらい髪だったり、塗布量が薄いと14レベルくらいまでしか明るくならない場合もあります。
水色を目指すためには18.5レベル以上の明るさを目指さないといけないので、もう一回ブリーチが必要ですね。
仮に、今の16レベルの時点でアッシュの薬を塗ったとすると髪の毛の色の“黄色”とカラー剤の“水色(薄い青)”が混ざって黄緑色に染まります。
なのでブリーチでできるだけメラニンを壊して18.5レベルを目指していきます。
※ちなみにブリーチだけで髪の明るさが20レベルに達してしまうとダメージに耐えれず髪が切れます。
なので髪が切れないレベルでできるだけ明るい状態をめざします。

ブリーチ2回目

元々黒髪の健康毛だったのでそこまで心配せずに2回ブリーチ(ダメージの少ないケアブリーチ)できますが、

これがもともと縮毛矯正をかけているようなダメージ毛だと15レベル程度の明るさでも髪のダメージの限界がきて、「これ以上は髪が耐えられないので…」と、ドクターストップならず、美容師ストップがかかります。

無理するとジリジリになったり、根元から切れたりしますので、『もうちょい明るくできるか!?いや、難しいか!?』と、涼しい顔しながらやってるように見えますが実際は汗かきながやってるわけです。

またもともと白髪染めをしているような髪にブリーチをしてもここまできれいには明るくなりません。

ブリーチ後でも濁ったオレンジのような色になりやすいのでそれでは薄いハイトーンの色は目指せません。(ブリーチで明るくできるのはメラニンを壊せるからであって、カラー剤の染料を壊さないのです。)

これまで使ってたカラー剤が濃いとこんな感じになる↑このあとちゃんと染めました。

roomRoomでカラーしたことない人にはたまに言われます、「カラーって痛そうですね」「将来はげますか?」と。
基本的には薬は頭皮にはつけないので、頭皮への刺激はそこまで心配しなくてもいいのかなと。

薬の揮発でしみる方もいますし、シャンプー台で流すときはつくのでノーリスクってわけではないですが、べったり頭皮から塗るお店と比べれば頭皮への負担は相当少ないですね。
まあ実際、今回の方も途中ちょっと刺激があったのと、染めた後かさぶたみたいのがちょっとできたと言ってました。

僕も肌少々弱めですが、少しはしみたりかゆくなったりはします。でもそんな程度です。

カラー(色を入れる)

はい、話は戻りまして、めっちゃきれいに色が抜けました、と。

これくらい明るくなれば白を含めた何色でもいけそうです。
ここからA14を目指すわけですが、ここでもA14の薬を塗る訳ではありません。

きれいに明るくなったとはいえ、ちょい黄色味がありますよね。

黄色味があることにより、青だけ塗ってもちょい青緑っぽくなるので、黄色の“補色”(反対色)の紫をちょっとだけいれます。

青10に対して紫1。10%。

薄い黄色なんでこれくらいの割合でよいでしょう、と。

んで、塗り。

シャンプー&ドライ。完成がこちら。

見本と一緒!

こちらのお客さんは日にちを分けられましたが合計6時間くらい。

ブリーチ→シャンプー→ブリーチ→シャンプー→カラー→シャンプー→カット→お流し→ドライで完成!

なかなかの集中力を要しました。ふぅ!

カラー後はどうなんの??

最初の方に書きましたが色持ちは1週間から10日程度です。(いや、もっと短いか)

ブリーチがきれいに抜けたので色落ちもきれいですけどね、きっと。

完成したアッシュの色を分かると、

《薄い黄色》(髪の毛)+《アッシュ》(カラー剤)+《紫》(カラー剤)=見えているアッシュ(A14)

ですね。

んで、日々のシャンプーで色が落ちてしまうわけですが、色が落ちるのはカラー剤の色。今回はアッシュと紫が落ちます。薄い黄色はそのままわかりません。

カラー剤のアッシュと紫が落ちた時に金髪(薄い黄色)になるわけですね。

染めた後、1回目のシャンプーからだんだんこの色に近づくってことです。厳密にはカラー剤の色もゼロになるわけではないのでちょっとくすんだ金髪みたいな感じになるイメージですね。

世の中によくいる金髪の人、あれはもともと違う色に染めてたけどしばらく経ったから色が落ちて金髪に『なっちゃった』んです。ほとんどの人はの意思でしたんじゃなくて。

金髪ってなっちゃう色だから自分の意思でやる人はあまりいません。

だから金髪防止のために家で薄い紫の色素が入ったシャンプーを使います。

みんな口を揃えて「ムラシャン!」「murashan!!」って言うじゃないですか、それです。紫シャンプー。(と、紫トリートメントもあります)

ふつうのシャンプーで色が落ちる。だったらシャンプーとトリートメントに色入れて色の補給をしよう。というダメージのないセルフカラーみたいな感じです。(※ムラシャンもつけ方やダメージにより一定に染まらないので注意。)

んで、今回使ってもらって2週間後。

めっちゃきれいな白!!(後ろは電球の色もありやや黄色味がかってますが。)

髪の薄い黄色と、ムラシャンの薄い紫の補色がちょうどよい濃さで混ざって無彩色に。(今回は白)

※ちなみにカラーシャンプーはアッシュシャンプー(青)、ピンクシャンプー(ピンク)、ブラウンシャンプー(茶)もあります。

仮にカラージャンプーでブリーチ部分に上手に色を入れ続けたとしても、1ヶ月もすれば新たに生えてきた“黒”が目立ってくるので、染めたての状態は維持できないので、期間限定ということを受け入れてブリーチを楽しみましょう。

最後に

ここ数年、ブリーチが流行っているとはいえ、

薄いグレーにしたいんですけどブリーチしなきゃいけないんですよね??

と、ブリーチが必要なのは知ってるけど、目指す色によってどれくらいブリーチが必要かということは経験した人にしか認知されていません。
色落ちの現実とか、ダメージとか、かかる時間とか、色々知っておいた方がいいのでは??ということで書いたブログ。基本的にパーマとか縮毛矯正とかもできなくなるし。

実際、美容師的には当たり前で説明を省いたけど、お客さんには結構重要な事項もあるでしょう。当日のカウンセリングだけで説明するのはキリがなくて現実的に不可能なので、このブログ読んだ方だいぶ理解が進んだのでは!?

リスクもいろいろありますが、もちろん私もブリーチ反対派ではなく、むしろやりたい!
デザインの幅がだいぶ広がるので。
ケア次第ではきれいを保てるのでね。

もちろんroomRoomにもケアブリーチ用意してますし、今回のお客さんみたいに、

次、ブリーチしようと思うんですけど、ちょっといろいろ聞いていいっすか?料金とか時間とか色のこととか。時間あります??

いいですね。どっから説明しましょうかね!
そしたらはじめに・・・

疑問点を事前に解消してから当日はもうそのままスタートってのが好ましいです。あ、僕の場合はね。
慣れてる人なら全然いいですけど。

今回も長くなりましたが、これでブリーチのブログを終わります。

では!


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