意外に思われるかもしれませんが、僕は結構周りに気を使うタイプでして、周りの人からどう思われるかということを常に意識しちゃってるような気がします。
自分の子どもがまだ赤ちゃんだった頃、どこに出かけるのも
(ここは子どもが来て大丈夫なのだろうか?)というのを考えてしまっていました。
ベビーカーで電車やバスに乗る時も周りの人の目が気になりましたし、いつ泣いてしまうかっていうのが不安なんです。
実際泣いてしまったときも、なんとなく不機嫌そうにしているおじさんとかをみると、(あ、うちのせいっすか?)って思ってしまったり。
とは言っても子どもが泣いて周りから嫌なことを言われた経験はありません。
逆に知らないおばちゃんがあやして助けてくれたことは何回かあります。
知らないおじさんだって子どもをかわいがってくれたことはあります。
でもネットニュースとかで子連れのトラブルを目にしたりするとやはり小さい子連れで出かけることは不安がつきまとうんですよね。
そもそも日々の育児の疲労で自分のコンディションが良くないので自分の子どもへの対応や、周りの人への対応が上手くいかない。
だからメンタルの調子の悪い時なんて絶対トラブルが起きてほしくないわけなんですよ。
大変ですねぇ、子育てというのは。
子どもがまだ赤ちゃんだった頃、住んでたのは東京で、ラーメン屋に座敷席って絶対ないし、ラーメン屋とかに限らずキッズイスがある店もかなり少ないのでフードコートとファミレスのありがたみを思い知らされます。
(新潟のラーメン屋さんはほとんど座敷ありますからね、本当にありがたい!!!!!)
どうしても「あの店のあの味が食べたい!」という時は連れで行くんですが、そこもやはり店側に気を使うわけです。
皿落としたり、スプーン落としたり、水こぼしたりするリスクがあるので、それ最大限注意して。
でもやらかしちゃう時も、ある。
せっかくお目当てのものを食べに来たのに子どものことを気にして味も楽しめず疲弊して帰るっていうことなんてしょっちゅうです。
今ほどテイクアウトとかも少なかったですしね。
そんな大変な子育てで、ありがたいのは“周りの人の理解”。
お店側が【子連れOKの店】と提示してくれるだけでだいぶ気持ち的に助かる。
roomRoomもそういう感じで、お子様も来店しますよーってことを提示しているわけですね。
そうすることで他のお客さんも理解してくれると思うんですよ。
なんなら子連れじゃないお客さんへのメッセージでもありますし。
我々も大変な子育ての味方になりたいと思って2階に個室を作ってプライベート空間を作ったわけです。
最初に書いたように、子育てって経験してない人の想像を超えるくらい疲れるし気使うし、疲弊するんで。(人によるけど。)
だから美容室行く時にも預け先がないときとか全然連れてきてもらって、他の人の目が届かないところで、同じ子育て世代の僕たちに吐き出してもらって少しでも気持ちが解放できたらいいじゃないですか。
とは言っても自分の家じゃないですし、子どもと一緒にいたら無意識にでも気使っちゃうし、こちらも一応子育てしてるし多少は手伝えるかなぁ、と。
…と、思ってたんですが…(雲行きが怪しいぞ)
子連れオッケーの美容室と言えど、暗黙のルールはあります。
子どもが2階でバンバンジャンプしてるときとか、本踏んでたりとか、タブレット落とした時とかフロアを隅から隅までウロウロされるのはさすがに困ります。
心から解放されすぎて、“放置”しちゃってるやーん、と。
最低限の注意はしましょう、と。
お菓子食べた手で鏡をベタベタ触りまくって
「家ではやらないでよぅ。」じゃなくて、
家でやっちゃいけないことは外でもやっちゃいけないの。
子どもの「ジュースおかわり!」に加えて「じゃあ僕もいいですか。」とかダメです。
ドリンクバーじゃないんだから、一回手を止めて用意するっていうのはペースが乱されてしまうわけです。
子どもがわがままは当たり前で、子どもにお店の過ごし方を教えるのも私たち親だと思うんですよね。
子どもの“しつけ”ってそれぞれの価値観なのでそこに僕らの意見が割って入ることはありませんが、自分の家でやってほしくないことくらいは注意してほしい。
あ、いや怒りの感情があるわけではなく、協力体制でいきましょうってことです。
カットしながらドリンク用意して、子どもの鼻かんでタブレット落としたら拾ってキッズのカット終わったらパパのカットで子どもがウロウロしたら呼び戻して、出て行かないように説得してって全部やってたらワンオペですからね。
そりゃ我々美容師もカットだけに集中できない。
協力体制でいきましょう。(2回目。)
よくない例をいろいろ書きましたが、非常に助かるお手伝いをしてくださる親御さんも大勢います。
不安になってるお子さんの手を握り、声掛けをしてくれたり、
泣いてるお子さんにお菓子を食べさせてあげながらあやしてくれたり、
気に入るYouTubeの動画を探してくれたり、
楽しくなりすぎて落ち着きのなくなったお子さんに、ビシッと一言いってくれたり、
お子さんが集中できるものを用意してくれていたり、
帰り際、カップやお菓子のゴミをまとめておいてくれたり。
自分も他のお店では親子連れのお客なので参考にさせていただいております。
普段は問題がなければお子さんとのやりとりを楽しむタイプです。
ぜひ長くご利用頂きたいので、お互い気持ちよくいきましょう!