最近はカットやカラーの技術以外にもトリートメントやヘッドスパの薬剤ややり方などを研究しています。
いままでは東京などの主要都市に行ってセミナーを受けることが通常でしたが、今はオンラインでセミナーを受けれるので積極的に受けて日々勉強しております。
さて本題ですが、今日はトリートメントについてです。
髪本来のきれいさを求める人が読むとちょっとだけためになるかもしれません。
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トリートメントの効果
トリートメントとは・・・修復、手当て、という意味。
実際は数年前までのものでは表面のコーティングがメインで、手触り、ツヤはでるけど、実際はダメージ修復はされていないものでした。
お客さんにしてみたら手触りがよくなっているので「生き返りました!!」とか言われるけど、厳密に言えばそうではなくて、髪表面をコーティングしてガサガサしているところを閉じ込めているだけなんです。
実際には髪内部はスカスカのまま。
(トリートメントして髪が健康になるならダメージが原因でパーマを断れることはないですよね?髪が健康になった気がするだけだったのです、今までは。)
でも手触りがよくなるだけでもメリットはいっぱいあって、髪のひっかかりのストレスが減るし、日常生活の摩擦ダメージがなくなるし、ツヤは出るし、『予防』と『きれいに見せれる』という点ではメリットもいっぱいあったのです。
ここ1、2年のトリートメントの進化が著しく、いままで髪表面をコーティングして“よく見せていた”ものから、“ダメージ修復”できるものへと進化しました。
やっとここ1、2年でようやくお客さんがイメージするトリートメントに進化したのです。
髪はダメージに比例してパサつきがでますが、髪の水分保持力があがるため今までとは比べ物にならないくらいしなやかさや髪本来のツヤ、まとまりが上がりました。
その証拠に、ダメージ修復するトリートメントを使えば、ダメージのせいでぎりぎりパーマをかけれなかった人は、かけれるようになりました。
(※ダメージしすぎてる人は無理かも。。。)
「トリートメントしたほうがいいですか??」の答え
※今から書くことは直毛の人をイメージして下さい。
髪がダメージするとパサつきます。それはダメージすればするほどに。
ダメージが最大値までいくと切れ毛、枝毛になります。
切れ毛、枝毛になってなくても、なる直前の髪はぼわぼわします。
その髪をいくらきれいにカットしてもまとまりません。だって髪がぼわぼわしてるから。
髪の量の問題ではないのです。
いくらうまくカットしても、いくら量を少なくしても表面がぼわぼわしてたら見た目は膨らみます。
そんな時の対策は大きく分けて2つ!
- 水分保持力の上がるトリートメントをして髪の状態をよくする
- 毎日重めのオイルをつけてアイロンセット。(オイルをつけてない時はあきらめる)
です。
もともと直毛の人はダメージがなければまとまります。
ダメージいてしまった髪にまた常にまとまっていてほしければ最新のトリートメントが必要です。
いやいや、外に出たときだけまとまってくれればいいや!って人でセットが上手な人は後者でも大丈夫でしょう。
そりゃ、美容師としては髪の健康を考えてトリートメントを薦めるに決まってます。
髪の状態を改善することでカットが活きるんだから。
って「トリートメントしたほうがいいですか??」の答えは
美容師としては毎回やったほうがいいけど、お客さん自身がどこまで求めるか?
- 常にきれいでいたいか
- 自分のセットの技術力でいけるか
- 今より髪の状態をよくしたいか
ということを考慮して決めていもらえたらと思います。
最後に
手触りだけよくするならシリコンでコーティングすればできます。
さらさらにするだけならアイロンで熱をいれればできます。
ボリュームダウンさせるなら重ためのオイルをいっぱいつければできます。
でもなんにもつけてないとダメージしてればしてるほど、手触りは悪くなるしボリュームもでちゃう。
ダメージしてしまっている髪を本来のきれいさに近づけるにはやっぱり最新のトリートメント(roomRoomではリンゴ幹細胞トリートメント)しかできません。
ダメージしすぎている髪を「カットだけでまとまる髪にしてください」と高望みするのは辞めましょう!
決して髪を減らしすぎてはいけません。
必要なのは適切なヘアケアと美容師の助言を聞き入れること。
使っているシャンプー、トリートメント、オイル、ドライヤー、アイロン、シャワーヘッドなどの見直し。
美容師は正しい知識と高い技術。
常に勉強し続けます。