はじめに
前回は《よくある質問》と《白髪が出始めた方の対策》を紹介しました。
今回はまた違うパターンの対策とこんな可能性があるんですよっていうのを紹介していきましょう!
すでに白髪染めしている方の対策
すでに白髪染めをしている方への対策って言っても、今の髪の色で満足しているのなら変える必要はありません。
ただ白髪染めの場合は《地肌から塗る》、《染めるペースが早い》ため、頭皮と髪に負担がかかりやすいです。
そこをケアするためにはトリートメント、ヘッドスパやホームケア(シャンプー、トリートメント、スキャルプミストなど)にこだわった方がキレイな髪を保ちやすくなりますね!
カラーの基本
対策を言う前に、まずはカラー時の基本形をお伝えしますね。
基本的に、カラーをしている人は根元が少し暗くて、グラデーション状に毛先が明るくなっている状態が自然見えます。
光(電球、太陽)は基本的に上からきたり、頭頂部は髪の重なりがないので、根元の方が明るく見えやすくなります。そんな理由で事前に根元を暗く染めていた方が一色に、ツヤがあるように見えます。
ちょっと極端ですが、こんな感じの染まり具合で正解というか、その方が自然に見えます。
逆に不自然に見えるのは、根元が明るくて毛先が暗い感じですね。
家で白髪染めをしている方に多いです。
濃い染料を毎回毛先まで塗るとこうなります。
家だと根元だけ塗るって難易度高いのでこんな感じになりやすいですね。
とは言っても自然に見えるのがこうなだけで、本人が、毛先が暗い方がいい!!といえばそれが正解ですのでどんな髪色を希望するのは自由。こんな染め方もある意味、モードですので。(最近はあえて根元を明るくしてる方も見かけますね!)
でも基本形がある以上、一般的な美容師は前者を理想として目指していきます。
ということを頭に入れて次に進みます。
白髪染めを繰り返す
白髪率100%の方がいたとして・・・
この方がしっかりめに白髪を染めると、
仕上がりはこんな。
んで1か月後、
解説するとこう。
白髪染めを繰り返す前提としたら、
①毎回リタッチ(根元染め)か、②根元と毛先の薬は塗り分けるけど全体塗る、の大きく分けると2択が多いです。
①は根元の白髪はしっかり染めたいけど少し明るくしておきたい方に多いです。色落ちを《明るくなる》と良い方に捉えるなら毎回リタッチでも問題ないですね。白髪の色落ちも根元で白髪染めで白髪を染めている分、色落ちしても毛先となじんでいる程度なのでそこまで気にならないでしょう。
②は白髪がの存在を消したい方に多いですかね。色落ちした白髪のギラつきが許せない方はこの方法ですね。
①も②もどちらがいいということはありません。
明るくしたいのか、白髪をどこまで許せるか、っていうのが決める理由になりそうです。
白髪染めしてるけど明るくしたい人
さっきの①で思ったんですけど、根元を白髪染めにして毛先を明るめの薬染めれば明るくできないんですか?白髪って根元が気になるんですよ。
それよく言われるんですけど、成功確率はかなり低いです。白髪染めの大きいデメリットの一つでもあるんですけど、《1回でも白髪染めしてると明るくしづらい》っていうのがあるんです。
何度も繰り返していればいるほど、明るくなりづらいのです、カラー剤が残留するので。
だからリタッチを繰り返して色落ちを利用して明るくしているのです。
すでに色落ちしたところにファッションカラーの薬を塗れば明るさはわからないけど色味は変えれそうです!
という理由で、すでに白髪染めを全体にしている方で明るくしたい方は、すぐにできることは少ないです。白髪染めの色が濃ければ濃いほど成功率は下がり期間がかかるし、薄ければ期間も短くできる可能性があるんです。
すぐにはできないんですが、いつもと同じことをやっているといつまでたっても明るくできないので、明るくするためには・・・
- (毎回毛先まで塗ってた人は)毎回リタッチに変えて色落ちを利用して徐々に明るく
- 髪の生え変わりを待つ
- 全体をブリーチして一度白髪染めの色素を抜く
- 全体にブリーチでハイライトを入れて少しづつ明るくしていく
みたいな方法があります。
また長くなりそうなので今回はここまでです。
では次回は白髪対策シリーズ③に続きます。