いままでのシリーズ
前回の続き
こちらに続いて第3弾。
ではさっそく前回の続きから。
《現在、白髪染めをしていてこれから明るくしたい方》向けですね。
- (毎回毛先まで塗ってた人は)毎回リタッチに変えて色落ちを利用して徐々に明るく
- 髪の生え変わりを待つ
- 全体をブリーチして一度白髪染めの色素を抜く
- 全体にブリーチでハイライトを入れて少しづつ明るくしていく
前回はこの可能性がありますよってことでした。
あとはカラーを卒業したい方も。
っつーことで、1から山田的メリット、デメリットを説明していきますね!
(毎回毛先まで塗ってた人は)毎回リタッチに変えて色落ちを利用して徐々に明るく
「明るくしたいんだけど白髪も染めたい」っていう方は結局このやり方が一番現実的かも。
白髪染めでも明るくすればするほど色素が薄くなるので、白髪の染まりも薄くなる。どこまでの染まり具合が許せるラインなのかを徐々に明るくしていってチェックして、その明るさで毎回リタッチっていうのが明るさの限度かな。
シリーズ②で書いたものは100%白髪の人でしたがちらほら白髪があるかたもこのやりかたでいけますね。一番白髪が気になるのは“根元の白髪”なんですよね。
分け目や、顔周り、生えてきた根元の白髪をめくって探してしまう方のような、白髪を許せない方は毎回根元の白髪染めで一度白髪に色を入れたほうがいいと思います。
メリット
・白髪を染めることで若々しくなる
・白髪を発見するストレスから解放される
デメリット
・明るさに限界がある
・色味のチェンジが難しい。(白髪染めはすべてブラウンベース)
・白髪染めは地肌から塗るので頭皮にも負担がかかる
黒髪と白髪の割合と白髪染めの明るさで、髪全体の明るさが変わります。
髪の生え変わりを待つ
現在白髪染めをしていて、白髪染めを卒業したい方は一切染めないという決断をするかたもいます。
なかなか根気のいることでして、髪は一ヶ月で1㎝しか伸びないので、ショートで1年。肩につくくらいで2年くらいがすべて生え変わる目安です。生え変わってしまえば白髪に悩まされることはなくなりますが、生え変わり時期がなかなか大変ですね。
メリット
・生え変わってしまえば白髪に悩まされなくなる
・美容室の時間とお金節約
・いつでも通常の白髪染めに戻せる
デメリット
・生え変わるまで耐えられない可能性が高い
・カラーをしないとカットをこまめにしないと髪が乱れた感じになる
やはり問題は色味が違う時期をどう乗り切るか、ですね。
やっぱり半年くらいで挫折する人が多いですね。
このやり方もいきなり染めなくするのではなく、染めるペースを伸ばして徐々に明るくしていった方がグラデーション状に明るくなるので白髪染め卒業を目指す方も長期計画の方がよいでしょう。
全体をブリーチして一度白髪染めの色素を抜く
こちらはもう白髪の対策というより、《白髪無視》みたいな感じに近いですかね。
ブリーチした後の髪はもともと黒髪だった毛であろうが白髪だった毛であろうがあまり関係なく染めます。
白髪染めを卒業する計画の方も一度白髪染めしているところをブリーチすることで濃く染料が残っているよりは生え変わる途中段階は気にならないと思います。
山田も現在白髪を保有してると思いますが全体をブリーチしてるので自分にどれくらい白髪があるのかはよくわかってません。でも普段は全く白髪も気になりません。色落ちの方が気になります。
ブリーチしたら金髪になっちゃうじゃん。
ってよく言われますが、
確かにそうなんですが、金髪のまま終わるのではなく、一度金髪まで明るくしてもう一度希望の色に近づくように染めるのです。1日にブリーチとカラーをするってことですからね。一度明るくすることでできる色味の範囲が広がるんです。白髪の染まりもよくなりますし。濃く色を入れればナチュラルに見えるし、薄く入れば透明感が出る感じです。
みんなが嫌がっている金髪はその色が落ちたときの色でしょう。金髪になる前に染めれば金髪にならずに済みます。
メリット
・色味の範囲が広がる
・カラーのペースが遅くなる
・地肌の負担が少なくなる(ブリーチもその後のファッションカラーも地肌にはつけないので)
・いつでも白髪染めに戻せる
デメリット
・黒髪の割合が多い人は根元が伸びたのが気になる(ブリーチ部分が明るくなるので)
・白髪染めだった部分の抜け加減が読めない
・1回のカラー時間が長いときがある
・色落ちしたときが明るくなるので会社の規定にひっかかる可能性あり
全体にブリーチでハイライトを入れて少しづつ明るくしていく
最近の白髪染めはこのやり方が推奨されていますかね。“白髪ぼかし”とか“脱白髪染め”“白髪活かし”みたいな。
こちらもブリーチなので一日にブリーチハイライトとカラーをやります。
このやり方は最初の3.4か月が肝かな。
メリット
・全体ブリーチじゃない分、ダメージの軽減できる
・白髪染めとの境目がぼかしやすい
・いつでも白髪染めに戻せる
・白髪染め部分が少なくなったらハイライトもやめられる
・変化が少しづつなので自分自身の変化にもついてこれる
・個性が生かせる
デメリット
・白髪染め部分だったブリーチハイライトの抜け加減が読めない
・1回のカラー時間が長いときがある
・ハイライトの部分が色落ちすると明るくなるので会社の規定に引っかかる可能性あり
メリットが多いですよね。
ハイライトの入れ加減で明るさを調整したりしますが、通常は長期間かけてハイライトを育てていくという感じです。
若く見られるというより個性を生かす感じになりますね!
最後に
基本的に白髪染めの卒業や明るくしていく工程は長期計画が必要です。
そのためには同じスタイリストが担当すること(しっかりカルテ共有で来てれば同じお店ならいけるかな)、次回予約するなど、2.3回先の予定も立てることが重要になってきます。
roomRoomのお客さんの中でも、もともと暗めの白髪染めで染めていましたが、
それを明るめの白髪染めを半年で3回→少し暗めのファッションカラー2回→明るいファッションカラー継続中って方もいます。
どこからが白髪染めでどこからがファッションカラーかわからなくないですか??
ってことはなじんでるんで正解なんです。
白髪にも薄く色が入ってるような入っていないような。でも入ってるからなじんでるみたいな感じです。一言でいうといい感じです。
一般的に【白髪染め】というと白髪を染めることが目的になるので、《暗めのブラウン》の枠の中から色と明るさを選ぶことになるので明るさも色味も幅がありません。
でも白髪を活かすこと、髪全体を見てなじんでるように見せたいとかのイメージで考えてよいなら色味も明るさももっと幅が広がります。
もちろん暗めのカラーが好きなのであれば白髪染めで対応できるので問題ないですが、色味を楽しみたい方は長期間で見えればいろんな可能性がありますよっていう紹介のブログでした。
今回紹介したもののほかにも方法はいろいろあると思うし、一回白髪染め卒業するためにハイライト試してみて、2.3回やったらあとは毎回ファッションカラーとかでもよくて、お客さんのベストが見つかるといいかなと思ってます。
ファッションカラーから白髪染めに戻すのは簡単なので、そんなに怖がらなくてもいいと思いますしブリーチもケアブリーチを使えばダメージもだいぶ軽減されるので慎重になりすぎなくてもいいと思いますが、色落ちしたときに明るくなるのでそこだけ会社に怒られるのではないかとこっちがびくびくしています(苦笑)
ということで、シリーズ3部作も今回で完結。
白髪染め、白髪卒業、白髪活かしのブログがここまで長くなるなんて。
なかなか深いぞ白髪のカラー。
では、これから変化が欲しい方ご相談くださいませ。
よろしくおねがいします。