ママからの質問が多いですかね。
髪質って変わるんですか?
と。
変わります変わります。
髪質を変わるのは防げないので、『変わるんですねー』と知っておくと心の準備ができるのと、変わった髪質に適した処置やアイテムを使って対処できるので覚えておいて損はないでしょう。
今日はその話でいきましょう。
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髪質の変わりやすい年齢(ざっくり)
2歳
赤ちゃんの時って人間としての成長が著しい時期だと思うんですけど、髪も同じ感じですね。
生まれたときに生えていた髪は羊水にずっーーーと浸かっていた髪なので、すでにダメージ毛。
おまけに生まれてからもずっと寝て過ごすので、擦れて切れるし、赤ちゃんの髪は、髪としてもまだまだ赤ちゃんなのです。
髪としてもしっかりしてくるのがざっくり2歳くらいですかね。
元々生えていたやわらかくてふわふわな弱弱しくも愛おしい毛をカットすると生えてきた毛質はわかりやすいですね。
だから生まれたての我が子を見て「あ、ストレートだ!」と思っても2,3歳のころにはくせ毛になることもあるし、また逆も然り。
まっ、とりあえず2歳くらいで一度髪質が変わりますよってことで覚えておくとよいでしょう。
15歳
2歳以降も髪は太くなったり硬くなったりと成長しつつも、大きく髪質が変わりやすいのはなんとなく思春期のころですね。その頃も髪質は変わりやすいですね。くせが強くなる子が多い気がします。
坊主にするとくせ毛になるっていう都市伝説、聞いたことある人もいると思うんですけど、それは違ってですね、ちょうどくせ毛になる時期に坊主にする子が多いだけなんですよ。部活とかで中学とか高校とかで坊主にするじゃないですか?3年弱とか6年とか?その間にくせ毛になってるんだけどずっと坊主だから気づかない。そんな感じです。
35歳
髪の健康のピークは20歳。そこからはずっと下り坂で、35歳くらい以降の髪質の変化はエイジング毛とか呼ばれます。白髪が出始めたり、ハリコシはなくなってきて、ツヤもなくなり、くせも出てくる。はっきり言いますとね、老化現象ですよ。でもそんなこと直接言ったら失礼じゃないですか、大切なお客様に。なんとかハラスメントに引っかかっちゃうかもしれない。(知らんけど。)だから世の中ではエイジング毛って呼ばれます。
20歳過ぎたら髪も肌もゆっくり下り坂なのです。ゆっくりだから気づかないけど、35歳過ぎくらいに気付くのです。「え。髪質変わった!?」と。そう変わっているのです。20歳過ぎたころからずっと変わっているのです。でも気付かない。それがエイジング毛。受け入れて適したアイテムを使うことがエイジングを止める第一歩。レッツ、エイジングケア。
髪質が変わるきっかけ
妊娠&出産
出産ってかなり体に負担がかかります。そりゃそうですよね、もう一つの命をおなかに宿して、大変な思いをして産む。産んでからも母乳を赤ちゃんにあげて、生活リズムも崩れ、ストレスも溜まります。もちろんホルモンのバランスが崩れます。
その結果、産後脱毛が産後半年から1年後くらいに起きるし、出産後ストレート毛だった人もくせ毛になる人もいます、まあまあの確率で。
期間が進むと髪質は治る人もいますし、そのままの人もいます。
ダイエット
ダイエットに限らずですが、食事をおろそかにして栄養が足りないと切れ毛が増えます。抜け毛も増えます。
脂っこいものを食べると、頭皮がべたつくし、糖分を取りすぎると頭皮が炎症します。
食事で髪質はかなり影響します。バランスよくちゃん食べましょう。
ケガ
頭皮にケガをすると髪質が変わります。ケガしたところの近くのところが。
頭に切り傷ができたとして、
ケガを修復するために皮膚同士がくっつこうとする。→皮膚が引っ張られる→毛穴の形が変わる→くせ毛になる
です。
傷が深くて毛根を傷つけるとその毛穴からは髪が生えてこなくなる場合もあるので要注意です。
対処法
髪質の変化は対処できるものとできないものがありますが、エイジング毛の対処はある程度できます。
たとえばゴム風船があったとして、空気のパンパンに入ってるものと、ちょっと空気が抜け気味のやつがあったとします。
空気パンパンの方は若いころに髪で、空気が抜けちゃってんのはエイジング毛みたいな感じ。
同じゴムなのに、中身がないと表面シワシワでハリコシもないしツヤもないし、くせも出ちゃう。
だから表面のケアだけ頑張っても意味ないのです。大事なのは中。内側からのケアが大事。内側に栄養を入れるためにはちゃんと効果のあるサロントリートメント。内側に栄養を入れて、キープしましょう。
お家でも、娘、息子と同じシャンプー使っちゃダメです。ちゃんと効果のあるエイジング用のものを使うのです。シャンプーも頭皮用のミストも。それが一番の髪のエイジングケア。
もちろん髪だけじゃなく体も年取りたくな人は食事でも【抗酸化作用】のものを取り入れましょう。酸化=老化なので。ちゃんとできていれば髪にもいい影響が出てきます。
あと、ダイエットの対処ですが、もうこれは食べるしかないですね。体を健康にするための栄養が足りていない場合は、髪に栄養は供給されません。だからダイエットは食ではなく運動でやった方がいいのです。そうすれば血行も良くなって髪に良い影響ばかり!
産後の髪の対処
産後の髪の変化は正直なところ予想は難しいのです。だからならないための対処というより、抜けてしまった後、髪質が変わってしまった後の対処の方が現実的。産後脱毛はほどんどの人があると思ったほうがいいです。んで、産後くせ毛になる人(髪質が変わる人)も50%くらいの確率でなると思ったほうがいいかもしれません。(山田調べ)
だからよく寝て、バランスの良い食事をよく食べ、髪のためには頭と首のマッサージをすると良いですね。血行が良くなって髪に栄養が行きやすくなります。
サロンに来てもらえれば、トリートメント、ヘッドスパ、クセがでた場合はストレートパーマなどの対処ができますね!
なんですが・・・
産後は出産の体のダメージと、生まれてきた子のお世話でめっちゃ大変なので休めるときは積極的に休むことが一番の対処法。髪よりまずは体を回復させましょう。
ただ自分が休む時間を取るためには一人になる時間が必要なので、何が必要かというと、旦那さんの家事のスキルアップです。旦那さんが1人で子どもを見れるように教育するのです。
身の回りの家事、オムツ替え、着替え、お風呂、食器の消毒、抱っこ紐の装着をまずは覚えてもらって、休みたいときは積極的に別部屋か外で過ごしてもらいましょう。
ここ大事ですが、旦那さんの育休期間(育児との戦い)って生まれてきてからになるんですよね?
出産前に知識を得る時間が少ない分、初出産の場合は事前の育児知識がママより少ないので、最初の方は丁寧にやさしく旦那さんに教えてあげる必要があります。最初はみんなできないですけど、経験を重ねればできるようになりますからね。
奥さんから見ても安心できるスキルを旦那さんが身に付けたら、これからの長い子育て期間中も一人時間が増える(ワンオペ時間が減る)ので、まずは、難しくないけど毎日やることは旦那さんにも覚えてもらって、休めるときに休んで体の回復に努めましょう。
髪について考えるのはそれからです。
最後に
生えてくる髪質って希望通りにならないですよね。
美容室でできるのは今生えている毛に対しての施術。
だからくせ毛の人はアイロンや、ストレートパーマするし、直毛の人はパーマしたりするじゃないですか。
まずは自分の髪質を認めるのです。憧れても生えてくるのは同じ毛質なので。
そのうえでどうなりたいか。
健康な毛を生やせばできる幅は広がりますし、生えてくる毛が弱かったらできるだけ大事に育ててあげる必要があります。
産後やダイエットは髪の栄養不足。栄養が他のところに取られているか、栄養がそもそも足りてないか。
経験上、3か月前の栄養状態が生えてくる髪に出るようなイメージですね。「あれ?めっちゃ毛が切れる・・・。」って思った3か月前あたりのしばらくの間、食事制限してたとか、体調がめっちゃ悪かったってことがあるんじゃないですかね?そこから食事に気を付けても髪質が戻ってくるのは3か月後かそれ以上か。
エイジング毛は老化。肌に『しわが出てきたな』と思ったら、髪にもしわがあると思ったほうがいいです。
生きていくうえで髪質の変化は良くも悪くもあるので、まずは健康な髪を目指しましょう。
髪の中にしっかり栄養をいれていくのはサロントリートメント。その栄養をできるだけとどめておくためにはお家でサロンシャンプーを使うこと。
一回のサロントリートメントだけでがんばっても限界があるし、お家だけで頑張っても限界がある。
髪の健康を維持するためには美容師とお客様の協力体制でいきましょう。
では!