「行けたら行くねー!」は95%「たぶん行かないわ」と感じている山田が今日も現実的なブログを書いていきます。
今はネット、Instagram、YouTube、TikTokなどで美容アイテム、髪の情報はどこでも仕入れられる時代となりました。
テレビでもSNSでも広告は流れてきますよね。
この情報過多のせいで間違った知識が広まっているのです。
お客さん本人がそれで良ければ無理にこちらの意見を押し付ける気はないのですが、現状の髪に満足いってなくて改善したいのなら、直接髪を見ている美容師の意見の方が正しくない??って思うことがちょくちょくあります。
髪が乾燥しててー、なんかいい方法あります??
すぐに改善したいならリンゴ&ミルボンのトリートメントして、サロンシャンプーに変えればもちはしばらく持つと思いますけどね。
いまYouTubeで美容師さんがおすすめしてた市販のシャンプー使ってるんですけど、それじゃダメなんですか?
市販のシャンプーは洗浄力が高いのでトリートメント成分も一緒に流しちゃうので…。もちよくするならやっぱりサロンシャンプーですかねぇ。とりあえず短期間でもよくしたいならトリートメントだけでもありだとは思いますけど、ちょっともったいないですよね。
えー、でもYouTubeでおすすめしてたし、とりあえずシャンプーは大丈夫です。
という流れもあったり。
髪の毛に対する価値観も人それぞれ。
お客さん全員に《最上級》を目指してほしいわけではないので、本人が納得するならそれでもよし。
実際お客さん本人の考えをやってみて体験してみるのも大事ですし、なんなら小さな失敗をした方が今後やりやすくなる場合もあります。
ただ僕たちは担当者として、最低でも現状よりよくなるものを提案します。
それを聞いたうえで何を選ぶかはお客さんが決めてもらえばよいのです。
最近僕のスマホにも【シャンプー変えたら白髪染めしなくてよくなった】みたいな広告が流れてきたりします。
どんなシャンプーかはわかりませんが、
もしそれがカラーシャンプーだったとして白髪が黒く染まるんだとしたら爪まで真っ黒になるくらいの染料が入っているのでしょう。
シャンプーで黒染めすっね。
※そんなに染まるカラーシャンプー聞いたことないぞ。
仮に、白髪しか生えない毛穴から黒髪を生やします!と謳っているシャンプーだったとしたらほぼほぼ不可能な理論でして、それが可能ならノーベル賞がもらえるくらいの発明だと思います。
どちらもリスクと怪しさがあります。
人の悩みに乗っかる“不安商法” にはお気をつけを。
最後に
最近はだいぶ少なくなった気がしますが、Instagramでの【#ブリーチなしカラー】。
美容師から見たら明らかにブリーチしているものも存在していて、
いや、絶対ブリーチしてるだろ?ブリーチなしでオーダーされたらどうするん??
ですし、
お客さんから見たら
こんな透明感のある色がブリーチなしでできるならやりたい!
でした。
おそろしいギャップ。
美容師が作ったハッシュタグだと思いますが、そこには明らかに嘘も混じっていました。
希望をオーダーするのはお客さんですが、その希望に応えるのは担当美容師。
担当美容師が「ブリーチなしだとできないですね・・・。」って言ったらできないのです。
でもお客さん的には
いや、#ブリーチなしカラーから選んでるし。できないってこの美容師下手なんかな??
と、納得しない人もいたでしょうし、きっとこれからもいるでしょう。
でも悪いのは担当美容師ではなく、間違った情報。
担当者としてはお客さんの要望通りに“やらないことが正解”の場合もあります。
やっても思い通りいかないんですから、やる前に説明して別の提案をするべき時もあるのです。
いつでもどこでも情報を得られる時代ですが、その情報が真実かどうか見極めも必要です。
文字だけ、写真だけでは信憑性に欠けます。
信じすぎず、専門家に聞きましょう。
では!