はじめに

私、山田にはですね、息子と娘が一人ずついましてね、
よくお客さんに「やっぱり娘さんかわいいですか？」って聞かれますが、娘と息子は結構いい勝負でかわいいです。
さらに「将来、娘さんがとんでもない男連れてきたら嫌ですか？？」とも聞かれます。
まあ確かに娘がとんでもない男連れてきたら嫌ですが、息子がとんでもない女性を連れてきても同じくらい嫌です。
※何がとんでもないのかは読者の方におまかせ

そんなタイプの父親やってます。
(何の話？？)

さて、本題へ
(見返したら“ボヤキ”みたいな感じでとらえられそう。実は細かいところも注意して頑張ってお仕事してるんだよ、美容師って仕事は！ってことを感じてもらいたかったのに。)

なりたい髪型を見せてもらったら・・・

今や、雑誌の切り抜きをもって美容室に訪れる方はほぼいなくなりました。
スマホで画像の時代ですね。
その中でもインスタが間違いなく一番でしょう。ついでホットペッパー。
を見て目指す髪型を見せてくれます。

美容師がウェットカットして、ドライで細かいところカットして、重さと質感を調整して、『ブローして、スタイリング剤つけてコームでいい感じに流れ作って、内側の髪を耳にかけて奥行きと透け感を調整して、トップの毛束の立ち上がりをつまんで調整して、スプレーで固定して、ライトがいい感じに当たるところに移動』(※1)して撮った大成功のスタイル写真を見せてくれます。

ここまでは全然いいんです。
こうなりたいんですね！と、わかる。明確なゴールがあるからこちらもわかりやすい。
問題はその後。

ってな感じで、オーダーされることも。
どのくらい何もしないのかはわからないですが、ゴールの髪型に向かうには大事な過程があります。(※1)
なんなら美容師もなにもしないで求める髪型にして差し上げたいわけです。
自分が作らせてもらった髪型ですから常に素敵な感じにしてもらったほうが嬉しいですよ、作り手としては。
まぁ、もちろん無理な話でして、なりたい髪型があるのなら、カットと同じくらいスタイリング(見せ方)も大事です。
見せてもらったモデルさんともし髪質が違うのなら追加の施術をおすすめされる場合もあると思います。

みんなひとりひとり髪質も違いますし、顔の形とかも違うことを前提でスタイル写真を見せてもらうので、希望の髪型に合わせるのなら必要なことはお伝えします。
それが美容師としての仕事なので。

ネットでスタイルを検索する弱点①“過程が省略されてる”

先ほども書いたようにインスタには“ゴール”しか載ってないんですよね。
スタートも載ってるのもあるけど、過程がほぼ載ってない。
だから誤解が生まれてます。
いかにも簡単にやりました感がでちゃいますよね。いや、いいんだけど。

ブリーチにしても、手慣れた感じで塗って、希望色のカラー剤をぴゃーっと塗っただけで完成みたいな感じがでて、なんか簡単にすぐに終わる感じがしませんかね？

載っていない過程で・・・
希望の色は前回、入念に話し合って、ブリーチ塗る前にシャンプー台で“金属イオン除去”してブリーチが危険な化学反応起こさないようにして(有料)で、ブリーチにもパウダートリートメント入れてできるだけダメージレスに(有料)、カラー後には髪を安定させるために後処理して(有料)、その後ツヤが出るように上質なトリートメントをやる(有料)で、で、最後ストレートアイロン仕上げ。
トータル4時間30分。

「ブリーチするとプラス30分とかかかりますか？」言われることもありますが、
プラス1時間30分前後かかります。

それを写真2.3枚だとどうしても簡単に見えてしまう。という誤解。特にやったことのないメニューは。
システム的にこれはしょうがないことですね。

意外とね、写真に載ってないところで大事なポイントがあるんですよ。
だからroomRoomは初回のカウンセリング時間を長く設けています。お客さんの勘違いを訂正するために。

ネットでスタイルを検索する弱点②“誤情報が多々あり”

よくある間違った情報は＃ブリーチなしカラーですね。
こちら多くの美容師が迷惑しているハッシュタグでして。
明らかにブリーチが必要なカラーの写真を見せられて、「(ブリーチなしで)これにしたいです。」と。

中にはホントにブリーチしてないカラーもあるでしょうが、多くのお客さんが「え！これブリーチしなくてもできるならやりたい！」となるのはブリーチしてある透明感のある色ですね。(その日してなかったとしても過去にしてるだろぅ？というのがほとんど。)
投稿している美容師も普段発信しているハッシュタグのコピペを使いまわししているだけであってウソの情報を流している自覚はないのかも。
でも＃ブリーチなしカラーで検索でひっかかって出てきた画像にはブリーチしてあるカラーが載せてあるという、結果的にそれに希望を持ったお客さんと担当する美容師に迷惑がかかるという事態が起きてしまっていますね。
というかんじで、結果誰も幸せになってません。

みたいな。

あとは「乾かしただけ！」とか書いてあるけど実はがっつりアイロンしてるやつとか、
コテで巻いたのに、「パーマスタイル！」とか、
スタイル写真の後頭部を画像編集でいい感じにしてボリュームだしてるやつがあったりとか、
ノースタイリング！とか書いておいて、何もつけずに毛先をつまんで、耳かけしてフォルムを調整して奇跡の瞬間を写真に撮っていたりするのも混ざっています。
要注意！

最後に

ネット検索が悪いんではないですよ。
僕も毎日のようにインスタやらGoogleやらで検索はしてますし。
でも誇大広告的な投稿があるのも事実ですので、鵜呑みにしないようにするのが一番かと思いますよ。
最近はスタイル写真もAIが作ってるのも多々ありますし、あくまで参考程度に。
んで、当日担当者に「これっていけますか？」と聞く。大事なのは普通のテンションで。
他の美容師さんが作ったスタイルを見せて「もちろんいけますよね？プロですもんね。」みたいなプレッシャーをかけることはやめましょう。
そもそもが間違った情報の場合があるので、得意不得意、上手い下手の前の話です。
目の前のプロに正しい判断をしてもらいましょう。

そういえば今回のブログタイトルはChatGPTに作ってもらいました。
いつもの山田っぽくないタイトルだな、と思った方は正解です。
ちょっとした違和感に気付く方は間違えた情報に惑わされずに済むかもしれません。(わかんないけど)

ということで、今回もありがとうございました！

では！

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