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特殊な仕事、美容師

特殊な仕事、美容師

はじめに

こんにちは、山田です。

僕はなんかふとした瞬間に「美容師って難しい仕事じゃね!?なんか特殊じゃね!?」って思ったりするんですよね。
「美容師ってどんな仕事??」
って世間に聞くと、ほとんどの人が
「髪を切る仕事!」、「髪をきれいにする仕事!」って答えると思うんです。
そうそう。
たしかに髪を切ってきれいにするんだけど、“きれい”とか“かわいい”って人の感覚によって違うところが難しい。
“短い”、“長い”とかも人によって違う。なんなら“5センチ”とか明確な長さでさえも、感覚がずれてるときあり。

美容師の方が髪についても詳しいはずなのに、正しい道を示しているはずなのに、「あ、私こっちの方が好きなんで。」という一言で、お客様の要望に合わせるという感じになります。

まっ、いいんですいいんです、髪の毛はお客さん自身のものなんで。髪もファッションなんで自分の“好き”が一番大事です。

ただ“髪をきれいにしたい!”、“安全にカラーしたい”とかの希望があるなら間違いなく美容師の意見を聞いた方がいいですね!

そんなことをうまいこと令和ロマンの高比良くるまさんがわかりやすいワードセンスで話していたので、リンクを張っておきます。

“感覚をお客さんに合わせるところから始める”職人、みたいな仕事なんですよね、美容師って。
上位2%の美容師さんは“オレ流”みたいな、「これが正解だから!」っていう感じでやってお客さんを満足させる美容師の人もいると思います。
でも基本的にオーダーメイドってお客さんに合わせるので、お客さんに「あーしたい」「こーしたい」と言われても、そこに文句があるわけでもなく、なんならそこも美容師としてのやりがいだったりするわけです、はい。

※美容師の苦労話をしたいわけではないっす。

いったん違う職業で考えてみよう。

0からお客さんと作り上げていく仕事とかだと・・・、家の設計士さんとかもそうなんですかね。
たぶん同じような感覚でしょうかね。
自分の意思はあるけど、基本的にはお客さんの意思を尊重する、のかな??
家建てるときにお客さんが、
「外壁を白と紫のストライプにしたいんです、絶対!!」
って強い意志で言ってきたら、びっくりするけど、技術的にできるなら、やると思うんですよ。

外壁が白と紫のストライプって一般的ではないですよね、見たことないし。まさに個性的。
一般的じゃないけど、それを「かわいい!」って感じる人もいるし、「うわっ!」って感じる方もいるでしょう。
でも設計士さんが「いや、僕その色嫌いなんで、その色はやめたほうがいいですよ。黒にしましょう!黒のほうがかっこういいし。」
とか言われてたら、いきなり個性を否定することになるし、
お客さんも
「いやいや、私の家だし!自分の家の壁の色くらい自分で決めさせてくれ。」という気分になると思うんですよ。
だからその建築士さんの気持ちは関係なく、お客さんの意見を受け入れたうえで、
「目立つ配色になるので近所で話題になりそうですね。それでも大丈夫だったら、どれくらいの幅がいいですか?白と紫の色味はどんな感じにしましょうかね?白って200あんねん!」
みたいな流れになると思います、たぶん。

その後いろいろヒアリングした結果、設計士さんも
(あぁ、この人はこういう配色が好きなのね。合わせます。)
という感じで着地すると思います。
設計士も責任は持つけど、お客さん主体で考えてお客さんが住むうえで満足すればいいな、って思ってるんじゃないでしょうか?(わかんないけど。)

当日のセットは美容師、2日目からはお客さん自身で

美容師の難しいところは、素人の希望(←悪口じゃないぞ。)を限られた時間で判断し、訂正し、目指すべきゴールを共有するところですね。
あと、素材が選べない。
ストレート毛orくせ毛、健康毛orダメージ毛or切れ毛直前、カラー歴なしor黒染め履歴ありorブリーチ歴あり、量が多いor量が少ないとかを、見極めて当日ベストの仕上がりを目指すわけですね。
もちろん希望の画像を持ってきても全く同じにはならないことが多いので、できるだけ近いところで納得してもらうしかないわけなんですけどね、家でもお客さん自身がスタイリングするってところもなんだか特殊ですよね。美容師の作品をお客さんが家でセットするっていう。

美容室の仕上げ時に、
「横が膨らむからセット剤はバームで・・・」
「ここが跳ねやすいから、ドライヤーはこうですよ。」

っていう説明と共に完成品(髪型)を見せるわけですね。
おうちではお客さん自身がセットするんだけど、ほとんどの人が“濡らしてドライヤーする”という大事な工程を省くんですよね、朝時間がないので。

だから寝ぐせがついたままアイロンとかワックスしたりして、うまくいかなくて
「しっくりこない!カットが下手だからだ!!」っていう現象が起きていたりします。

それもよく考えると不思議ですよね。
クリーニング屋に預けていた服を受け取って、それを家でくしゃくしゃの状態でずっと放置してしわになったのを、
「前クリーニングだしたあと、くしゃくしゃに置いといたらしわになったよ!!全然だめ!」
って文句を言うくらい、不思議。

めざすべき形があるのならやらなきゃいけない工程も必要なアイテムもあるのです。

なんやかんや楽しい美容師

いろいろ書きましたが美容師は飽きなくて楽しいのです。
いろんなお客さんがいるからこちらの引き出しも増えるし。
お客さんそれぞれの好みを引き出したり、一緒に考えたり、
「最初いろいろ意見言ったけど、仕上がりいい感じ。仕上がり満足です、ありがとう!家でもスタイリングがんばります。」
なんて言われればすべてオッケー。

「美容師ってお客さんと付きっきりだし大変だよね。」とかも言われますが、全然そんなことはありません。仕事内容でいえば、《楽しい>>>大変》な感じ。

店員とお客さんの関係で、店員側のことをくみ取ってもらえないのは別に美容師だけではないし、基本的に自由に発言してもらっていいんです。
無茶な要望を現実的に修正していくのが髪の専門職の“美容師”ですしね。
いくらお客さん主体で髪型を考えるといっても、“素材”が違う分、美容師の中でも判断は分かれるのはふつうにあります。
そこをいかにお客さんの希望に添えるかというのが美容師次第なのでそこにやりがいを感じます。

SNSの情報過多な時代で、髪型も髪のケアも髪のアイテムも偽りの情報に惑わされそうになりますが、正しい知識で、正しい方向に導きます。

ということで最後まで読んでいただきありがとうございました。
またroomRoomでお会いしましょう!


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