最近はメニューや商品の説明やお願いみたいなブログばっかり書いていたので、そこらへんはちょっと休憩して、しばらくは自分の考えを綴っていこうかと思います。
今日は昔のことを思い出しながら書いていきましょう。
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以前までの美容師
僕が美容師になりたての頃とかそのちょっと前は、
美容師っていうとカット、カラー、パーマ、縮毛矯正、ヘアセット、エクステ、メイク、ヘッドスパ、トリートメント、着付けなど、多くの技術を身に付けることが当たり前だったようです。
当時はトータルビューティとか呼ばれていた気がします。
それに加えて薬剤知識や、扱ってる商品の勉強や、朝や営業後の練習、コンテスト、撮影など、日々にやることは山ほどあるんです。
だからいつも夜中の12時超えても店に残ってたし、忙しかったしいつも疲れていました。
あまり知られていませんが、美容学校って美容師資格をとるために通うので、仕事に使える技術は美容室に就職してからゼロから勉強しなおすのです。
免許を持っているので美容師ということは間違いないですが、カットの勉強はあまりしてないのでレベルはめちゃめちゃ低いです(笑)
美容師として就職したらまずは《アシスタント》として働くわけですが、《スタイリスト》を目指します。
スタイリストはカットできる人ですね。
だからまずはカット以外の技術を覚えて、スタイリストのヘルプをしながらいろんな技術を覚えていくのです。
当時は3年から5年くらいがスタイリストになる目安の期間でした。
僕もスタイリストになるまでは4年かかりました。(長いな。)
昨今の美容師事情
最近のスタイリストデビュー期間は2年くらいみたいです。
数年前からネット上でも髪について勉強することはできるので美容学校在学中に正しい知識を勉強している学生は就職したときには即戦力っていう流れもあるようです。
従来の技術を幅広く身に付ける、というより、技術が細分化されて“特化”を身に付けえることが増えています。
カット一つとっても、ボブ専門美容師とか、ショート専門美容師とか、メンズ専門美容師とか、
カラーもブリーチやバレヤージュに特化していたり、
縮毛矯正専門美容師や美容師だけどエクステ、ヘッドスパしかやらない人もいます。
カット、カラー、ブリーチ、トリートメントだけ扱ってるお店がところが増えてますかね。
ブリーチが世間で流行ってきているので、ダメージの関係で必然的に女性でパーマをやる方は減っていますしね。
扱うメニュー数自体を減らして扱ってるメニューに特化するのが最近の流れのようです。
お医者さんだって、いろんな“科”があるんだから美容師だって細かく分けても何ら不思議はないです。
最後に
最近もよく言わるんですが、
「美容師さんだとメイクもできますか??」とか
「お嬢さんのヘアアレンジも毎日やってあげるんですか?」とか
「着付けも・・・」
山田はできないのです。というか辞めた技術もあったり習ったけどやらなかった技術もあります。
数年前からヘアセットなどはやめてサロンワークのみに絞り、継続的に続けられるメニューのみにしました。
「できるならやったらいいじゃん。」
ってよく言われるけど、技術一つ一つを深堀りしても終わりがないのが美容師のお仕事。
カットだけでもカラーだけでもパーマだけでもトリートメントだけでもヘッドスパだけでも奥が深いのです。
これからも日々勉強していきます。