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はじめに
最近はハイトーンが珍しくない時代でして、髪の色を原色の色にする人もよくいらっしゃいます。
ブリーチ1回だけでなく2回やったりとか。
ピンク、グリーン、オレンジ、ラベンダー・・・
町でも普通に見かけますしね。
ホワイト、とか薄いブルーとかも。
美容師の僕からすると
「おー、よく水色できれいにはいったなー!(ぱちぱちっ)」
みたいなやる側の美容師的目線で見たりもするんですが、
ブリーチに興味のあるお客さん的立場で見ると
「きれいな色!!今度私も水色にしよっかな!インナーとかで。」
みたいに気軽に思っちゃうわけです。
だがしかし、それをやる美容師からすると全然気軽じゃないわけです。
そんな話。
家ではダメージはさせないで
髪の見えないダメージを観察し、カウンセリングしダメージをイメージする。ブリーチに耐えられるかな??と。
観察し、カウンセリングしてそしてチェックして。
髪を明るくすればするほど、ダメージの把握が大事になってくるわけです。
だって髪が明るくなればなるほど、ダメージするわけですから髪の体力がその分必要になりますね!
例えば元々の健康時の髪の体力が100だったとして、“髪をシルバーにしたい”としましょう。
2回ブリーチ+1回のカラーが必要なわけですが、そのダメージが85だとしましょう。
健康を維持している方なら単純計算いけるじゃないですか、100-85で15の体力が余るので。
でも家で髪が濡れたまま寝る人とか200℃とかでアイロンする人とかだとダメージして、染める前の黒髪の状態ですでに体力65とかになってる場合とかあって、その時点で
「2回のブリーチに耐えれないから、シルバーはやめましょう!」ってなるわけです。
んで、無事ブリーチしてきれいに色が入った場合も家ではちゃんとケアはしてほしいのです。
だって100あった髪の体力が15しかないわけで、髪としては瀕死状態なので油断するとバサバサにね、なっちゃうので。(髪はもともと死んだ細胞だけど。)
その瀕死状態の髪に市販のシャンプー使ってたり、濡れた状態の時間が長かったり、アイロンめっちゃしてたりするとダメージが進んで、切れたり、枝毛になるし、せっかくきれいに染まったはずの色もすぐに色落ちするしきれいじゃなくなるんです。
だからブリーチ予定があるなら髪の体力をブリーチするときのためにとっておいてくれ!ということですね。
「ブリーチをやる」と決めたら・・・
ブリーチの施術とダメージが関係あるということはわかりましたね??
大事なことをもう一度言います。
- 市販のシャンプーは使わない
- 髪を濡れたままにしない
- 高温でアイロンをしない(アイロンするときは一度髪をびしょびしょに濡らしてドライヤーでしっかり乾かしてから!)
です。
それはブリーチをする前もしたあとも大事なので習慣づけていきましょう。
なんならブリーチ関係なく習慣にしていきましょう。
んで、ブリーチの現実ですが、色持ちは2~3週間です。
温泉とか海とか行ったら2,3日で落ちることもあるでしょう。
美容室で入れた色が落ちるわけですから、改めてカラーしなければ色が足されることはありません。
だからいかにカラーのを長持ちさせるかが大事になってきます。
ブリーチしたことない人はその色落ちっていうのが想像しずらいかもしれませんが、金髪の状態にちかくなるということですね。
ブリーチ+カラーの日から3週間。
この状態で知り合いの会うと
「髪金髪にしたんだねー。」って言われるんですが、したんじゃないです。
色が落ちて金髪になっちゃってるんです。落ちちゃってるんで。
だって染めたたては暗めのグレーですよ。
なんならずっとグレーのままにしときたいけど“色は落ちる”。これが現実。
金髪になるのを押さえたいのなら、濃い色で染めるか、こまめにカラーをするかこれしかありません。
ブリーチをして放っておいたら金髪になる運命は避けられないのです。
最後に
言いたいことはまだあるけどとりあえずこれくらいにしておきましょう。すでに長くなってるので。
縮毛矯正もそうだけど、ハイダメージの技術はやる前もやったあともお家でのケアが大事なのです。
だってまずは美容室できれいになれた方がいいじゃないですか。
お家で適当にケアしといて、美容室で「このダメージだとブリーチ1回が限界ですね。。。」ってなっても嫌じゃないですか。
美容師も希望通りにやりたいわけですし。
だから美容室で希望通りの施術を行うためにもお家でのケアは必要なのです。