寒いですねぇ。
この間、娘と歩いてるときに
「クッソさみぃな。」とつぶやいたら、
次の日娘が、「父ちゃん、今日もくそ寒いね。」と言っていました。
今年は言葉遣いに気を付けます。
初めて聞いた人もいるかもしれません、【前処理】、【後処理】。
扱っているお店と扱ってないお店もあるでしょう。
イチオシにしてるお店は少ないと思いますが髪を大事にしているお店は絶対あります。
お客さんには詳しく説明してもわかりづらいメニューなので結局は美容師判断ってことが多いと思いますが、大事なのでここでちゃんと説明しますね!
メニュー名が前処理、後処理じゃない場合もありますし、カラーやパーマに値段が含まれている場合もあるし、別料金の場合もあります。
一つ言えることは、前処理、後処理はやる価値がかなりあるのです。
前処理とは・・・
【前処理】っていうのは、
カラーやパーマなどの薬の能力が最大限発揮できるようにするための事前準備、みたいなことですね!
残留物除去や栄養補給などをまとめて【前処理】って呼びます。
カラーの場合で例えます。
髪の表面にシリコンやコーティング剤、皮脂汚れ、スタイリング剤などの残留物があったとしましょう。
それを取らずそのままカラーを塗った場合、どんなに上手く塗っても髪表面についているムラになる可能性があります。
真っ白なキャンバスに絵を描くのと、汚れてるキャンバスに絵を描くのはどちらがクオリティが高いかは言うまでもありません。
残留物はシャンプーで取れないので、専用のお薬を使う必要があります。それが前処理剤。
それを除去するための処理、roomRoomでは毛髪クレンジング。
カラーは髪の栄養分に吸着、定着しますが、元の髪がダメージ毛で吸着するところがなかったら・・・、一瞬で色落ちします。
カラーの定着をよくするためにダメージ毛に栄養を補給することも前処理と呼びます。
カラーがうまくいかない原因は薬選びや塗り方などの技術だけではなく、元の髪の状態、残留物やダメージにも原因があるので、その原因をできるだけ取り除くことを【前処理】と呼びます。
正しい前処理をすればカラーの失敗は最低限で済みますし、美容師的にも技術に集中できます。
料金は¥1100~。
もちろんカラー以外でもパーマ、縮毛矯正、トリートメントにも使えます。
これを高いととるか、安いと取るかはお客様次第ですが、ほぼすべての人がやったほうがいいですよっていうのが美容師的考えです。
絶対、みんな残留物ってついてるので。
透明な液体をかけてこれくらいの濁りが出ます。
「なんかべた付くんだよなぁ・・・。」
って人は残留物が原因のことがほとんどなのでまずは試してみるといいですね!
毛髪クレンジングはカットのみの人もできますので。
後処理とは・・・
前処理の後は後処理の説明です。
後処理もカラーで例えて説明します。
美容室でのカラーは塗ってきれいになってハイ!終了ではありません。
他のお店は知りませんがroomRoomではダメージも少ないほうがいいし、色持ちもいい方がいいので。
効果のあるカラー専用のシャンプーや色持ちやダメージを抑えるのに必要な薬剤を使います。
それが【後処理】。
カラーした後に、後処理をしないと・・・
・キューティクルが約一週間開きっぱなしで、色落ち早い&ダメージに弱い。
・アルカリというダメージする成分が髪に中に入りっぱなしで、髪が不安定な状態に。→カラー後傷みやすい。
・過酸化水素が髪に入りっぱなしで髪や頭皮を酸化させる。→髪は硬くなり、頭皮は老化の原因に。
カラー剤の中には色素以外に、浸透させるために“アルカリ”、髪を明るくするために“過酸化水素”が入っていて表面上きれいに仕上がるけど、髪の中には髪に良くない成分が入ってしまうのです。
それらの髪に良くない成分たちもカラーのためには必要な成分ですので、それらなしではカラーが成立しませんが、髪を染め終わったら早く出て行ってくれた方が髪や頭皮の健康を保てるので、美容室ではそれを取り除く工程があります。
それが【後処理】。
カラーで言えば、アルカリ除去、過酸化水素除去してからキューティクルを閉じるというのがとても良い後処理ですね!
roomRoomの場合はカラーの後処理はカラーの料金込みだったので、シャンプーで過酸化水素除去、シャンプー後アルカリ除去をしていました。
より質の良い後処理を求める方、今後髪をずっときれいを保ちたい方は、roomRoomのメニューで言えばカラーケアトリートメントですね。
アルカリをよりしっかり除去し、においも除去し、高保湿です。
もちろんその後の色持ちがいいです。
「家では頑張ってケアしないけど、色持ちは良い方がいいぃぃぃ!」という贅沢さんがぜひやるべきメニュー、それが後処理。
リーズナブルだけど質はいいからとりあえずやっとこ!
質の良い後処理は¥1650~
最後に
ここ1,2年の前処理、後処理、トリートメントの進化は凄くてよりきれいを求める方はやったほうがいいのです。
というか、やらないとダメージに耐えられなかったり、絶対にきれいに染まらない場合もあります。
インスタとかで、染める前はごわごわだったのに、染めた後はピッカピカになってるやつを見たことある人もいると思いますが、
ああいうのも、
残留物除去+栄養補給→高技術カラー→アルカリ除去+過酸化水素除去+高保湿トリートメント→アイロン仕上げ
です。
元々ハイダメージならそれ相当の前処理、後処理が必要になってきます。
「私って前処理と後処理やったほうがいいですか?」っていう質問には、美容師的感覚で言えば絶対やった方がいいです。
あとはお客さんの価値観次第。
特に最近はハイトーンも流行ってますし、ダメージに気を付けてハイトーンにしたのか、ただ明るくしただけなのかも重要ですね!
roomRoomは髪にも頭皮にも負担が少ないように、を推奨します。
※ネット予約では前処理、後処理は細かく表示してません。細かく分けると種類が多すぎるので。当日やりたい方は予約時にLINEでメッセージもらえれば対応しますのでよろしくお願いします。