先日僕は歯医者に行きまして、良かれと思って口をできるだけ大きく開けていたんですが、
「はぁい、もう少し小さくお願いしまぁす。」
と、やさしく指示され、
(はっ!大きく開けすぎもやりづらいんですね。)
と、“やる側”と“やられる側”のギャップを感じました。
思い込みとは恐ろしい。
実は美容室でもあるんですよ。
けっこうたくさんありますからね。
今日も正直に書いていきましょう。
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キッズカット編
親が横から「○○ちゃん、ちゃんと前向いてー!」と言う指示
こちらはよくあるパターンです。
でもやってはいけません。
親御さん的には『我が子をいい子にさせなきゃ』と思って注意してくれてると思いますが、横から声をかけられたら本能的に声の方を向くので危ないのです。
そもそも声をかけてもまた横向いたりした時にまた急に声かけをされるとリスクが増すのです。
あと襟足切る時とにちょうどよく下を向いてて切りやすい体勢なのに、「前向いてー!」と前向かれると逆に切りづらくなりますしね。
少し動くくらいなら切れるので、最後の調整の時に美容師側から「動かないでねー」とお願いすれば結構いけるパターンが多いので仕上がりは問題ありません。
親以外の大人が注意したほうが効果があったりしませんか?
そんな感じです。
一人で座れるくらいの年齢なら、“親は座って見守る”これが一番安全で早いです。
「もうちょっとで終わるから!」って言う
小学校低学年くらいまでは集中が30分持たない子が大半です。
10分経過したくらいで本人から「早くぅ、早くぅ。」と言われることもありますが、うちはキッズカットでも丁寧にカットしているので30から40分くらいかかります。
でもその場凌ぎの「もうちょっとで終わるよ」は逆効果。
1000段の階段登ってて、300段目で心折れそうになったときに「もうちょっと!」っ言われても頑張れなくないっすか?
おすすめは「ちゃんと座ってないと最後のジュースもらえないけどいいの?」です。
そもそも開始10分で「もうちょっとで終わる」美容師としては言われることはまぁまぁのプレッシャーです。だって全然終わんないし。
教育的にいいかは置いといて、最初に言って欲しいのは「ちゃんとじっと座ってたら終わったとにジュースもらえるらしいよ!」です。
ご褒美があるから頑張ってね、キッズたち。
カウンセリング編
「前の美容師さんに〇〇は似合わないって言われました」っていうパターン
なぜかもう担当していない前の美容師を信じ切っている人はまあまあの割合でいるんですが、似合う似合わないって個人の固定概念なので人によって全然違うし、担当者が変わったら一旦忘れてもいいことかもしれません。
「前の美容師さんがショートはやめた方がいいって言ってたんで…」とか「私ってボブが似合うんですかね?前の美容師さんは…」とかまぁ色々言われますが、ショートもボブもいろーーーんな種類があって、髪の長さだけで判断しませんし、セットの仕方で似合わせられたりするので、もっと視野を広く持とうぜ。
初めて担当するのに「前回と同じカットで!」っていうパターン
当たり前のことを言いますよ、『前回のカット』はその時の担当者しかわかりませんからね!
初めて担当するときに「前と一緒で!」と言われることもあるんですよ。
きっと「美容師なら2ヶ月前どんな髪型にしたかわかるんでしょ?」
って思われてるんでしょうが、わからないっす。
「前回と一緒で!」はいつも担当している美容師にお願いします。
「いやいや同じ店に行けばカルテにスタイルとか細かく情報書いてあるんでしょ?」って思った人もいると思いますが、
担当者が変わればスタイルも変わります。
いやでも個性が出ちゃうものなんですよ。
ご理解お願いします。
「僕って将来ハゲそうですか」という質問
やっぱ美容師って頭皮についてもエキスパートだと思われてのかな?
正直に言おう、わからんっす。
遺伝的に薄くなりそうでも、
【シャンプー】、【頭皮への血流】、【食生活】、【睡眠】、【ストレス】が問題なければ結構長持ちすると思いますよ。
逆もまた然り。
兄弟でも髪の毛の量の差はありますからね!
未来は自分で作っていこう。
毛穴の延命寿命は努力です!
最後に
どうですか?
「美容師ならこれくらいわかるっしょ?」
「これやったほうがいいかな?」
みたいなやつも実はやってはいけないことだったりもします。
ということでよろしくお願いします。