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美容室の高いお店、安いお店

美容室の高いお店、安いお店

たまに自分の書いたブログを読み返してみるんですが、なんだかつらつら事実だけを書いていてつまらないものも結構あったので、今年はもっと読みやすい文章を心掛けるぜぇ。

せっかく読んでくれる人がいるんだから、叩かれても気にしない精神で自分の意見を書くのが大切ですね。

自分の考えを明確に!

さっ、本題にいってみましょう!


世の中、50万店の美容室があって値段って様々。

それに美容室の料金ってわかりづらいですよね。

【カラー】という同じ名前のメニューなのに、

Aのお店では2000円、

Bのお店では6000円。

何が違うん??

今日はそんなお話。

料金を決める要素

料金を決める要素はいろいろあって、かかる時間、材料費、対応できる技術の幅、アシスタント有無、家賃などの固定費とか。

あとは土地によって値段は全然違いますね、その土地土地の物価みたいな。

都心は高くて、地方はお手頃ですね、一般的には。

そうしないと利益が・・・。

って言うのは店側の話ですね。

んー、例えば【カラー】の場合。

お客さんに関係するのは・・・

【材料の質】【時間】【髪、頭皮の負担を軽減する薬剤】ですかね。

ぼったくりのお店でなければ、値段が高い方が髪には良さそうってことはなんとなくわかると思いますが何がどう違うかっていうのはわかんないですよね。

薬剤の質

料金が安いお店は安いカラー剤を使って、高いお店は高いカラー剤を使います。

市販のカラー剤を使っているお店もあります。

値段によってダメージ、発色、ツヤ、色もちなどが違います。

あまり安いお店の中には水とかを混ぜてカサ増ししているところもあるのだとか・・・。

カラー剤本来の色と比べると薄まってる。でも髪は染まってる。

わかります?

んー、食べ物に例えると、

つなぎのパン粉がめっちゃ入ってる外国産豚肉ハンバーグと、

国産ブランド牛つなぎなしハンバーグとくらいの差があります。

同じ『ハンバーグ』だけど、質が全然違いますよね。

カラーも美容師の腕とか言う前に、ちゃんとした薬剤を使っているかっていう問題があります。

時間

意外かもしれませんが、

安い方が薬の反応は早いです。

その分、薬が強いので傷みます。

安い料金のお店の場合は人数をこなさないと売り上げが上がらないので早く終わらせて人数をたくさんできるようにするために反応の早い薬を使います。

高いお店は優しい薬でじわじわ反応させます。

その分時間がかかりますがダメージは抑えられます。

カラーもパーマも薬の反応が早い方が傷むのです。

時間がかかる理由はまだありまして、薬の塗り分け、繊細さ、です。

安いお店は強い薬を根元から毛先まで塗ります、もちろん強い薬で。頭皮につくことだって気にしない。

たとえ【根元塗り】だったとしても、はみ出して塗るので、毛先のダメージがもみます。

高いお店は根元と毛先の塗り分け、ダメージや髪質によって薬の強さを調整します。

【根元塗り】では極力すでに塗ってあるところははみ出さないので毛先のダメージは進みません。

高いお店は繊細な技術が必要ですね!

※日本のトップには繊細かつ超スピーディな技術を持っている方もいますが、今回は例外という事で。

髪、頭皮の負担を軽減する薬剤

安いお店は頭皮にベタベタつけて塗ります。

高いお店は頭皮にぎりぎり付かないように塗ります。(※例外はあります。)

しみる人には頭皮の保護剤もあります。

シャンプーの時に頭皮の炎症を抑えるトリートメントをつけますし、ダメージ成分を除去するので髪、頭皮の負担を最小限にできます。

んー、わかりづらいですかねぇ?

カラーした後って頭皮や髪が炎症しているような状態なんです。

《日焼け》みたいなイメージをしてもらうとわかりやすいですかね。

それって火傷なんで放っておくと治るのに何日もかかるんですよ。

それを、放置するか、すぐ治るような薬剤をつけるかの違いですね。

でもこの頭皮の炎症を抑える薬って、やってもやらなくても当日の髪の仕上がりはほとんど変わらないんです。

だから比較的高いお店でも扱っていないお店もあります。

「きれいになりましたね!」って言ってお帰りいただいても問題なし!

表面上は!!

ただその後の色もちや、将来的な頭皮の健康を考えたら絶対あった方がいいし、やった方がいい薬剤なんですけどね。

美容師的には《後処理》《カラーケアトリートメント》とか呼んだりするので、それがあるお店はお客さんに優しいお店って思っても良さそうですね!

最後に

ざっくり書いただけでこんなに長くなっちゃました。

細かく書けばもっといっぱい違いはありますよ。

美容師目線で言えば「安い店にはいくな。」です。

髪、頭皮の負担が多いから。

カラーやパーマってデザイン的にはよくなるけど、髪や頭皮にはダメージを負わせてしまうものなんです。

それをさらに質の悪い薬を使ったり、手間を惜しむことで髪の傷みを倍増させてしまうことなんて普通にあるんです。

「安い方がいいじゃん!」って言う人いるけど、

髪が傷んでからいいトリートメントしたり、将来的に頭皮が薄くなって育毛ケアするんだったら事前に予防したほう結果的安くつくような気がしません?

そもそも髪や頭皮の負担を減らして健康を維持できている期間が長ければそれだけでお金を払っている価値はあると思います。

今回書いたことはカラーのことだけど、カットでも、パーマでも、ストレートパーマでも、ブリーチでも、ヘッドスパでも、トリートメントでも値段の違いは出ます。

roomRoomは値段が高くなっても、時間がかかることになっても負担の少ない薬、負担の少ない技術を続けていきます。

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