今日はちょっと大事なお話です。
知っているようで勘違いが多いトリートメントメニュー。
「よくわかんないのでおまかせで。」って
いつも美容室でやってるトリートメントがしっくりこない方には納得のブログになるかと思います。
サロントリートメントなんだから何使っても髪よくなるでしょ?
って思ってる方、違いますからね。
だからうちはトリートメントだけで3~4種類、組み合わせによっては7~8パターンあるのです。
今もこれからも髪をきれいにしていきたい方、ぜひどうぞ。
Content
手触りよい=髪が健康、じゃない
手触りはダメージレベルの目安にはなりますが、手触りがいいから安心ってことではないし、手触りが悪いからダメってことではないです。
手触りはあくまで髪の表面。
髪の表面に何がついているかですぐ手触りは変わります。
髪の手触りが悪くなってくるとトリートメントしたくなるじゃないですか、みなさん。
美容師からすると手触りより大事なのは髪の健康は髪の内部に栄養がちゃんと入っているか、です。
例えば、本来は健康な髪でもハードスプレーがシャンプーで落とせてない髪の場合はごわごわしますし引っかかります。
スプレーの影響で髪同士がくっついていたり、ごわごわ成分が髪についているからですね。
スプレーがちゃんと落ちればもとの手触りに戻ります。
逆に髪自体が不健康でもオイルを多めにつけたりすれば手触りが回復することって普通にあるじゃないですか。でも髪の健康を取り戻せているわけではありません。
髪を“膜”(油)で覆って手触りだけをよくしているのです。
(髪のパサつきは水分不足。水分不足は脂では補えません。大事なのは水。水を保つためには保水、保湿。)
んで、髪を覆ってくれていた膜がなくなったらまた手触りは悪くなる。
そんな感じで、手触りの良し悪しは髪の健康に関係なく、髪の表面に何がついているかで変わるし、変えることができます。
それを踏まえて次に進みましょう!
リーズナブルなサロントリートメントは・・・
お店によっては安いトリートメントメニューってあるじゃないですか?あれっていいんですか?
たまに言われます。
どんなサロントリートメントでもある程度サラサラになります。
さすがサロントリートメント!!
と思っている方もいると思いますが、安いものでもサラサラになるのはほとんどシリコンのおかげ。
シリコンはさっき書いた言わゆる“膜”です。
髪表面を覆っているだけ。
シリコンつけとけば手触りはよくなるし、簡単だし、リーズナブル・・・ですが。
まず、個人的な感覚ですが、3000円より安いものは髪を健康に近づけるものではないですね。
シリコンは髪の表面をコーティングしてくれるので、手触りはよくなります。が、内部の補修はありません。
手触りのもちはお手入れ次第ですが、2~3週間くらいですかね。2~3週間髪についててくれるから手触り長持ち。
何度も言いますが、手触りですよ。髪内部が回復してるわけではないです、お安めのやつは。
補修効果がないならやる意味ないじゃん。
って言われる方もいますが、お家でのお手入れのしやすさの観点で言えばそんなことはありません。
手触りがよくなるってことは普段の生活で引っかかりが減りますし、絡むことも少なくなるので摩擦のダメージは減りますし、扱いやすくなります。
そういう意味ではやる意味はあります。
目的の話ですね。
でもシリコン系のトリートメントはデメリットもあって、
- 手触りが良くなってもツヤは出ない
- つけすぎるとべた付く(特に細毛、軟毛)
- シリコンつきすぎで髪が重く、乾きづらくなることがある
- シリコンが付きすぎてると、薬が浸透しないのでカラー、パーマのかかりの影響がでる
こんな感じです。
健康な髪を求めるのならワンランク上のトリートメントがおすすめです。
高級トリートメントは・・・
お安めのサロントリートメントが髪の表面に作用するのに対して、お高めのトリートメントは内部にもちゃんと作用します。
内部、これが大事。表面を覆う感じでごまかさない。シリコンに頼らない。
内部に保湿成分を入れて、潤いをキープします。
髪表面は重要視してないけど、結果的に手触りもよくなります。
髪に潤いが保たれると、しなやかさ、ツヤ、まとまりがでます。
乾燥した髪は、パサつくし、ツヤはでないし、まとまらないからボリュームが出るじゃないですか。
濡れてるときはまとまっていい感じなのに乾くとぱさぱさ、みたいな。
でもサロントリートメントでちゃんとした保湿成分をいれてあげるだけで、ドライヤーした後も髪の表面は乾いても、髪の内部には潤いがちょうどよく保たれてツヤやしなやかさが生まれるわけですね。
正直、髪の表面(手触り)は家で使っているシャンプー、トリートメント、オイル、スタイリング剤などで変わってきますが、CMのような、しなやかなツヤ髪をめざすのならサロントリートメントは必須ですね。
もちろん内部に作用するやつですよ。
※roomRoomではツヤ髪をめざすなら¥4400以上(リンゴ幹細胞トリートメント)がおすすめです。
エイジング毛(加齢毛)は生えたときから傷んでいる・・・。
若いときに比べてツヤがなくなってきたんですよね・・・。
というのは30歳を過ぎた方からはちらほら聞きますし、山田自身もすでに体験済み。
髪の表面積は変わっていないのに、内部の栄養が少なくなっています。
本来は健康である生えてすぐの髪も若いときと比べると栄養は少ないです。
頭皮が下がってしまうことで毛穴が歪み、
そのことにより、ツヤはなくなるし、ざらつきや、クセがでたりしています。
ハリコシもなくなってきます。内部の栄養が少ないので髪も細くなります。
そんなエイジングの対策、まずは自分の髪を認めるところから。
歳を重ねることを止めるのはどうあがいてもできないですが、歳に合わせたケアをすることはできます。
栄養が少ないというのはすでにダメージしていることと同じなので、サロントリートメントで栄養を内部に届けましょう。髪の主成分である“ケラチン”を補給すればハリコシアップして根元の立ち上がりも改善が見込めます。
ダメージ毛のエイジング毛に市販のシャンプーは洗浄力が強すぎて、頭皮と髪の加齢を大きく進めてしまうのでできるだけ緩やかにするためには適したサロンシャンプーを使いましょう。
山田も5年前とは髪、肌のアイテムは全て入れ替えましたし、カラーをするときはトリートメントを絶対にやります。おかげで切れ毛はありません。アイテムの大事さは使えばわかります。
最近はアイテムが進化しているのでエイジング毛もあきらめるのはまだ早いです。
一度試してみましょう!
最後に
トリートメント系のブログは何度も書いてますが、最近またよく質問されるので再投稿。
サロントリートメントでかなり髪の質感は変わります。
「トリートメント、したほうがいいんですかねぇ?」っていう質問にはYES一択です、美容師としては。
あとはお客さん自身が何を求めるか、ですね。
あとはお客さん側が髪に何を求めるかでなんのサロントリートメントをするか変わってきます。
一つの目安としては、内部に栄養を届けるトリートメントはほとんど液体のものが多いです。
お家にあるような質感(ペースト状)のタイプを何種類かつけるサロントリートメントはほぼ表面に作用しているものなので髪質の改善の効果は期待できませんので、一つの目安として覚えておくとよいでしょう。
まだ未体験の方ぜひどうぞ!結構いいですよ。
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roomRoom hair&spa
新潟駅からほど近く、髪がつややかになるトリートメントと、気持ちよいだけではなく効果を実感できるヘッドスパを体感できる美容室。万代近くで新潟駅から徒歩圏内ですが、店舗隣には駐車場も完備しています。
お客様の10年後の髪と頭皮が健康でいられるよう、施術と薬剤に徹底的にこだわっています。外見だけでなく、内側からの美と健康を追求し、お客様に満足いただけるサービスを提供していきます。
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