ヘアカラーっていうのは基本的には絵具の混ぜる感じと一緒で、
「黄色と青混ぜたら緑」「青と赤混ぜたら紫」ってな具合なわけですよ。
あと見え方が太陽光とか蛍光灯とか電球の色とかで変わってくるので、アッシュっぽく染めても電球色の下で見たらアッシュ感がない感じに見えてしまうのはオレンジの光が青を消してしまっているわけですね。
蛍光灯の光で見たら、一番カラーが綺麗に見えます。白い光なので邪魔しないんですよね。
太陽光も光自体が強いので透明感が抜群にでますよね。
自分の髪で実験
んでですね、先日、自分の髪の毛で実験をしてみたわけです。
いつもアッシュグレーっとか青みがかったグレイに染めていたんですけど、それもなんとなく飽きてきて、(いろんな色をいっぱい混ぜてみたらどうなるんだろうか??)と、思ったわけです。
アシスタント時代から「カラー剤はいろんな色を混ぜすぎると濁って汚くなる」って言われていたのですが、実際やっている人もいなかったし、自分でも試してなかったし、あと、今の時代はやっている“グレー”なんて濁らせないと作れない色だし、おもいっきり濁らせてみようと思ったわけです。
手順
何度もブログに書いてありますが、ヘアカラーというのは同じカラー剤を使っても染める前の髪の色次第で仕上がりが全然違いますからね!今回混ぜてみたカラー剤は、通常roomRoomで使っているカラー剤、THROWカラー(スロウカラー)の、ベージュ、アッシュ、ピンク、バイオレット、マット、モノトーンのすべて6トーンです。茶色系はベージュのみ。
まずはのびてしまった根元をブリーチで明るく。
根元と中間~毛先の色が違うのは、中間~毛先には前回染めた色が残っているから。
1か月前くらいに染めましたが、そのカラー剤たちは残っています。でもいいのです、どうせ濁らせるのですから。
では、塗っていきましょう!
塗った感じはバイオレットな感じですね!これで15分時間を置いて仕上がりはどうなるでしょうか??
うん、やっぱりバイオレット感が強く出ましたね!ブラウンの感じもあり、少しくすんでいます。
別に問題なくこれはこれでいい色。
混ぜた薬は、ベージュ、アッシュ、ピンク、バイオレット、マット、モノトーンでしたが、アッシュとピンクが混ざりバイオレットに、そして元々入っていたバイオレットが入っていたのでバイオレット感が強く出たのでしょう。
あとはベージュ+モノトーンで赤みの少ないブラウン。マットはすこーし赤み消しくらいになったくらいにしか作用せず。でバイオレット感の強いブラウンになったのでしょう!!
実験結果
カラー剤はいっぱい混ぜても濁って汚くならない!!けど、こんなに混ぜる意味ないから実際はやるメリットはない!!
です。
以上、実験結果でした。次回もお楽しみに!