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お直しの基準

お直しの基準

はじめに

roomRoomには長年ご来店いただいていてもスタイリスト指名なしのお客さんが何人もいらっしゃいます。
指名じゃないってことは僕が担当したりyukiが担当したり、こちらの予約状況だったり出勤状況によってどちらが担当するか変わるんです。
それって結構いいことというか、どちらの作るヘアスタイルも営業スタイルも受け入れてくれてもらってる気持ちでいるので、指名なしは指名なしで来店し続けてくれることはありがたいんですよね。(世間の美容師って指名されることに価値を感じているだろうから、これは個人店をオープンさせているからこそかも。)
まぁ気持ち的には指名なしのお客さんというよりはyuki、山田共に担当者という気持ちではいます。

んで、ある日そんな指名なしのお客さんが来店されたときにその方とyukiと山田3人で会話していた時に、

ねぇ、yukiちゃんなんか最近おすすめのアニメある?

○○ですかね!

yukiのことはyuki“ちゃん”って呼ぶんだ!!
じゃあ、僕のことは山ちゃんかなぁ・・・??

と思っていたら、僕のことを指さし・・・

あんたは??

あんたーーーー!? まさかのーーーー!?

まさかでしたが、気を使われるより全然よーし。自然体でいきましょー。

さてブログです。

美容室でのお直し

ほとんどの美容室で【お直し】というメニューが存在すると思います。
正式にメニューが載っているかは別として。激安店はないですかね、わかんないけど。
お客さんがスタイルに《納得してないとき》ですね。
技術的な問題なのか、説明不足なのか、スタイリングの問題なのか、髪の限界なのか、自分の感覚がずれてる?(あれ?これってこれでいいの??)みたいな時ってありません?
そんな時はとりあえず美容師に聞いてみましょう!
、というか仕上がり時にちゃんと触って確認する。そのときもし違和感があったら聞く。
細かいところは当日仕上がったときに聞くのが一番良いです。後日だと乾かし方の問題とかもあったりするので問い合わせしてもらっただけでははんだんできないこともあるので。
※ちょっと手直ししてほしいのか、(おいおいぜんぜんオーダーと違うやないか―い)とでは対応が変わってくると思いますが。

美容師側も、自分的にはばっちり切れたけど、「お客さんの要望はどうかな?」っていう気持ちはあるので、お互いの気持ちを確かめましょう。

改まって【お直し】とかいうと気が引けてしまいそうですが、
「もう少し量減らせますか?」とか
「前髪もう少し短くしたい」とかが、もしあるのであれば聞いてみましょう。(※全体の長さが長いと感じたときは早めに言うてくれぃ。)

今はぁ、持ってきたスタイル写真とほぼ同じ長さだと思うんですけど前髪、もう少し切れますか?すぐ目にかかっちゃうので。

切ることはできるけど、目ぎりぎりの長さもこのスタイルのポイントの一つだから切れば切るほどイメージが違くなるかもね。手入れ的には切った方が楽だと思うけど。切る??

みたいな流れで調整するのかこのままでいいのかを決める、と。

んで、そこでの仕上がりが満足だった(問題なかった)とき、もう美容師にできることはいったん完了。
という理由で、明かな切り残しとかがない限り、基本的にカットのお直しってないと思ってます。
問題はカラーやパーマとか薬を使う場合ですね。
それは以下に。

それは対応してもらいましょう一覧

カラーの場合

・希望より明らかに明るく染まってしまった(暗く染まってしまった場合は髪と薬の性質上明るくするのはかなりリスクがあるので直せないかも・・・。《直してもらう》という選択肢じゃないほうがいいかも。)
・その時のカラーでムラができてしまった(もともとムラがあった場合は除く)
・予定していたデザインと全然違う

こんな感じですかね。
カラーも、電球の種類や、室内or室外、髪の太さによって違って見えたりするので、他人と全く同じというのは難しいですが、「予定と違いすぎませんかね??」という場合は確認してみましょ。
最近はバレヤージュとかのデザインカラーの得意な店とそうじゃない店の差が大きくありますので、お直しの前にお店の事前チェックの方が大事なような気がします。
できない店は何回やっても満足いかない気がする・・・。

ちなみにカラーの場合は時間の問題で後日になる場合が多そうです。大型店の場合はその日も可能なのかなと思います。

パーマの場合

・明かにかかりが弱いor強い

パーマで直せるのはかかる具合ですね。
「知ってるわ!」と言われそうですが、「なんか思ったデザインと違う・・・」という場合、原因がカットの場合もあるし、スタイリングの場合もあるし、もちろんパーマのかかり具合の場合の時もあります。
かかり具合を直せば解決ってわけじゃないので要注意。


カラーもパーマもホントは2,3日以内に連絡いただけると本当にこちらの問題だったのかっていうのがわかるので早めあればあるほどいいですね!
カラーも市販のシャンプーで1週間洗えばだいぶ色が落ちてしまいますし、パーマもドライヤーで伸ばしながら乾かしたら絶対弱くなるので。
家でのケアは美容師は《やり方を伝える》しかできないので、もちの部分で言えばお客さん次第という感じでもあります。

「それ、お直しじゃない」とき

「やり直しできますか?」と言われても「それはできないですね。」というときもあります。
まぁ、本人もわかっているっぽいですが念のため聞いてみよって感じですかね。

たまに(よく?)あります、このパターン。

  1. ①切り終わってから“気分が変わって”もっと切りたくなった
  2. ②ブリーチして薄い色いれたら1週間で色落ちした。
  3. ③お客さんのオーダーで髪を明るくしたけど、その明るさで会社の規則で引っかかって暗くしなければいけなくなった
  4. ④お店ではばっちり。でも家に帰ったらセットできない

①の解説

バッサリ切る方にたまにいますが、

「肩につくかつかないかくらいで!」
とオーダーして、スタイルが完成してから、
「もっと短くてもいいかも!あごらへんとか。」
みたいなパターン。
切ったときのイメージがつかなかったんでしょう。気持ちはわかりますが、これはNG。

全部終わってからの切り直しは、2スタイル切ることになるので通常で言えば時間も手間も2倍かかりますね。ってことは料金も2倍かかるものですのでお直しということでは受け入れられないですね。
カットは長さを切って→量を整えるので、片側の長さを切った時点で言ってもらえればそれに合わせてオーダーを変えることもできますからね。

②の解説

ブリーチは基本的に色落ちが早いので2週間で色落ちしても通常です。薄い色なら1週間とかもありますね。
ブリーチ後のカラーは明るめをオーダーすればするほど、色素自体は薄いので、明るければ明るいほど色落ちも早いです。
色持ちを重視するなら濃い色をオーダーしましょう。そして最低限サロンシャンプーを使ったほうがいいです。

③の解説

「ギリギリ注意されないくらいの髪の明るさにしてください。」
って言われますが、上司のオッケーラインわかんねぇっす。
上司の目の良さと職場の明るさ次第だと思うので美容師には判断できないんですよね。
職場のオッケーラインをご自身で見極めてもらって、担当者に伝えましょう!
あ、あと「会社の規定では7レベルなんでそれでお願いします。」ってオーダーしたお客さんの髪の明るさを見るとすでに10レベルで規定を超えてる場合とかもあるので、正直規定なんてあってないようなもの(7レベルの明るさとか美容師以外は知らない)なので職場の雰囲気を感じ取って伝えてください。

④の解説

さきほど書きましたが、これもお直し案件ではないですね。
美容室の仕上がりでばっちり=カットは問題ないってことなので、あとはスタイリングの技量です。
極端なことを言えば、美容室と同じ工程、同じアイテムを使えば同じスタイルになります。
直すべきはカットではなく、スタイリング方法なのです。
スタイリングをあまりしない方はカウンセリング時にそのことを伝えたほうが美容室での仕上がりと家の仕上がりのギャップが少なくなるようなスタイルを提案してくれるでしょう。
(※お客さんからのオーダーで「カットだけでこのスタイルに!スタイリングできないんで。」って言われますが、はっきり言いますと無理案件ですな。世に出回っているスタイル画像は美容師が頑張ってスタイリングしたヘアスタイルばかり。スタイリングしない方は、その中でもスタイリングが、《簡単》~《難しい》まであるので、《簡単》から選ぶ必要があります。)

最後に

いろいろ書きましたが僕の考えはそんな感じです。
オーダーと違うのが美容師のせいなら《お直し案件》、お客さんの手入れが原因なら受け入れてもらうという感じですね。
過去には、(いや、それはこちらの責任では・・・ない・・・。)ということも、“情”でお直したりすることもありましたが、ホントはこちらとしてもお金をいただかなければいけないことなんですよね。
強く言ったもん勝ちになるのはよくありません。

そもそもの話ですが、髪型を作るのって美容師とお客さんとの“協力体制”ですしね。

この髪型にしたい!

じゃあ、カットはこうやって切ります。
おしゃれさんの場合はそのまま切るとここが変な感じになるからここはこのスタイルと違うけど、いい感じに切るね。
でもこのスタイルはスタイリングも大事だから、家ではこうやって乾かして、こう巻いて、これつけて。
時間ないときは最低限、顔周りのドライヤーだけはやって。

わかりました!

みたいな流れがスムーズですね。
美容師がお客さんの髪の特徴を理解し、お客さんも提案を受け入れる、と。
特徴を理解するためにはこちらも経験(回数)が必要だし、前回が気に入ったのか、気に入らなかったのかを言ってもらう必要があります。

お客さんからの要望を聞いたうえで美容師から提案するわけですが、結局お客さんが悩むのってスタイリングをするかしないかとか、自分にできるのかで結構悩むので、家でのスタイリングの技量はあげておいて損はないです、絶対。
だってスタイリングするだけで素敵に見えますから。似合わせも、流行りも掴めて、清潔感出て仕事ができる風に見えるし、モテます。男性女性問わず。

そりゃもちろん美容師としては毎回ベストを尽くすわけですが、特にスタイルチェンジしたときや担当者が変わったときなどはお客さん的にもスタイルに《幅を持たせて》くれたほうが結果ストレスが少ないです。
だって新しい髪型にしたときって見た目もお手入れ方法も違うので、しっくりこない確率もまあまああると思うんですよ。
それを気に入らない=直してもらうという、全責任を美容師に負わせるっていうのは重すぎるので、お直しの基準を一応明確に書いたってことですね。

美容師はお客さんの髪の悩みを減らせるように、美容師としての引き出しを多く作っておくというのも必要ですが、お客さん自身もすべてを美容師任せにしないほうが色んな意味で得します。
最近思うのはお金を払ってでもカウンセリング時にちゃんと話を聞いてくれる美容室選びが一番大事かなと思ってます。

参考にどうぞ。


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