小話。
巷では「美容室って会話しなきゃいけないから緊張しますー」って言われますが、そんなことないですよ。
誤解を恐れずにいいますが、会話なんてしなくていいんです。
そのためのタブレットなので、映画を観たり、雑誌を見てリラックスしてください。
必要な会話は自然発生しますしね。
初めての来店のお客さんなんてわざわざ気を使ってお客さん側から会話を作り出そうとしてくれる人もいますが、美容師側の気持ちとしては、髪の履歴を把握するのに一生懸命なので無言で集中したい場合もあります(汗)
話しすぎて盛り上がっちゃって頭めっちゃ動かして切れない時もありますからね、それはそれで困ります。
本業は髪をきれいにすることなので技術に一番労力をかけたいわけで。
実際5年近く通ってくれてるお客さんでも最初と最後だけちらっと話して帰る方もいますしね。
だから会話はそんなに心配しないでほしい。というか自然体でいることがお互い一番いいんですよ、特にroomRoomでは。
そんな感じでよろしくお願いします!
本題へ。
Content
美容師がお店の商品を勧めてくる
一度は経験したことありますかね?美容師が商品を勧めてくること。
シャンプーだったり、オイル、ワックス、最近では高額のドライヤーやアイロンなどなど。
勧められて嫌な思いをした人もいますかね?
店員とお客さんっていう立場だとそういう風に感じちゃうんですかねぇ?
僕もお客さんの立場で行くお店では放っておいてほしいタイプの人間なので、あまり商品の説明とかは必要としてないんで気持ちは非常にわかります。
だから自分からは強く勧めることはありません。
ただお店によっては“ノルマ”や“店販売り上げ目標”みたいなのがあったりするので、『本日使ったアイテム』を全部説明して「ぜひ買って使ってください!」と押してくるお店もあるでしょう。
何でもかんでもすすめられるのは、確かに嫌。
roomRoomでは自分の売り上げのために商品を薦めることは禁止しているので、あれこれ構わずアイテムを薦めることはありませんが、商品紹介をすることはもちろんあります。
それは次の場合。
家で使っているアイテムのせいで髪が傷んでるパターン
よくあるパターンです。
『毎月トリートメントしているのになぜか髪がパサつきがち。』
roomRoomのトリートメント(※特にリンゴね!)は髪自体がよくなるのでやる前よりやったあと1か月半くらいはいい状態が保てるはずなのに、1か月後に来店したときはなぜか思ったよりパサついてる、なんて時はお家でのケアをヒアリングします。
シャンプー、トリートメントって何使ってます??
グローバルミルボンです!
ドライヤーとアイロンは??
パナソニックのドライヤーとアイロンはサロニアです!
(それだ!!!)サロニアかぁ。それが髪を傷めてる原因ですねー。アイロンは買い換えた方がいいかも。
その後必要であれば、うちで扱ってるアイロン紹介くらいはします。
※サロニア使ってる人で髪キレイに保ててる人、今のところ見たことないです。聞いた話によると『180℃』の表示でも実際は200℃くらい出てるみたいなんでそれが原因なんでしょう。とりあえず髪が硬くなります。お気つけを。
その悩みこのアイテムで解決できますパターン
「頭皮が最近かゆいんですよね。。。」っていうのを聞いたらまず疑うのが、頭皮の【乾燥】です。
頭皮を乾燥させてるのが市販のシャンプー。界面活性剤が強すぎるから。
もちろんそれが100%ではないですが、確率的には高いので「まずはサロンシャンプーに変えてみたら?」という感じ。
市販のシャンプーに比べたらお値段は高いですが、悩みを解決するために市販のシャンプー使いながら市販の頭皮用化粧水つけるより根本解決できそうですしね。
あとは「カラーの色落ちが早い」とかもシャンプーが原因。ほぼ一択です。(通常のケアしてるならね。)
そんな時に「カラーのもちならこのボタニエンスシャンプーですよ!」「においも良くて市販のより洗浄力弱めなのはミルボンですよー。」「縮毛矯正してるならケラフェクトですね。」っていう感じで悩みに合わせたおすすめはしてます。
おすすめしたいくらいお気に入り商品を見つけたパターン
roomRoomは頻繁に商品を入れ替えることってあんまりないですが、よさそうな商品があったら取り寄せてみてめちゃめちゃよかったら仕入れます。
(いいような気がする・・・。)程度だったら仕入れないです。
だからroomRoomで扱う新商品は山田、yukiのかなりお気に入り商品なので、そりゃ扱い始めたらテンション上がって紹介しちゃうこともありますね。
っていうか、お店で扱ってようが、扱ってなかろうが自分たちが買ったものとか、行ったお店でよかったらお客さん(知り合い)に紹介しちゃう、そんな気持ちです。
「リファのシャワーヘッドいいですよ!」←扱ってない
「今年アマゾンで買ったマッサージガンめっちゃ当たりでした」←扱ってない
「この植物の鉢、水やりあんまりしなくても草木がめっちゃ育つんですよ!」←扱ってない
「この美容液、めっちゃ高いけど肌の質感めっちゃ上がります!」←扱ってる
そんな会話を同じテンションで話します。
だって気に入ったんだから。
最後に
自分の利益のために商品をおすすめしているのは問題外として、こちら紹介しているつもりですがもし【押し売り】と捉えられたら、えーと・・・言い方に気を付けます。すまん!
商品をおすすめされたお客さんからしたら同じかもしれないけど、僕たちの気持ちとしては「悩みを解決するために使ってください」であり「買ってください」ではないのです。
目的が違います。
最後だけ(?)ちょっと真面目な話をしますと、扱ってる商品を買ってもらうって結構、信用問題にかかわってくると思うんですよね。
「これいいですよ!」って勧められて家で使ってみたけど、たいして良さがわからない・・・。ってなったら「おい、山田!!」ってなるじゃないですか。
roomRoomの場合は「商品買ってもらった、わーい!」ではなく、お客さんが次回来店したときに明らかに状態が良かったり、「前回買ったシャンプーどうでした??」って聞いて答えが「よかったです!!」とか「いままでより色持ちました!!」って言うのを聞いて初めて「ふぅ、よかったー。」ってなるんですよね。
こちらも商品紹介は美容師として本気でしているのでご自身で選ぶよりハズレを引くことは断然少ないと思います。
ということでroomRoomは、
商品の説明は悩みの解決のための紹介で、お客さんに買ってもらうためのものではないので、必要なかったら普通に断ってください、というお話でした!
ではまた!