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中学、高校の2ブロック禁止の校則について

中学、高校の2ブロック禁止の校則について

今の学校って自分たちが通っていた時とは状況がだいぶ変わっていて、蛇口から水道水飲むんじゃなくて水筒持参だし、教室にはエアコンついてるし、全員にiPadが配られて、授業参観がyoutube配信になっていたり、宿題提出がアプリだったり、男子の水着だって上半身に身に付けるものがあったりなど、変わった点をあげればきりがありません。

でもなぜか多くの中学、高校で変わっていない校則があるんです。

“髪型、髪色”

ですね。

小学生まではスルーだった髪型も中学に入学した瞬間、無駄に教師に気を使わなければいけなくなります。

それが高校卒業までの6年間の期間限定で髪色だけでなく髪型までの縛りがあるんです。

特に多いのが

  • 2ブロック禁止
  • 前髪は目にかからない長さ
  • スタイリング剤の使用禁止

など、いろいろ記載はあるみたいですが、今回は2ブロック禁止の謎について書いていきます。

(個人的にはカラーだってOKにしたいくらいですけどね・・・。)

なぜ2ブロックが禁止なのか?

そもそもチェックする先生が2ブロックってちゃんと理解できているのか?

実際いますからね、2ブロックじゃないのに直して来いって言われた子たちが。

それに加えて髪型に興味がでてくる年齢でなぜかいきなり縛りが発生します。

おしゃれしたいのにできない。

大人が決めつけた《ふつう》の範囲内でいろいろ工夫しなければなりません。

中学からほとんどの学校が制服なんですよね?

髪型も決めつけられてしまったらどこに【個性】をだせばいいのでしょう?

校風で《個性を大切に・・・》なんて書いてあるところもありますし、見た目で個性を出してはいけないのでしょうか?

おっと、すみません。

熱くなってしまいました。

僕のまわりの大人たちにこの校則の無駄さを提唱しましたがあまり興味を持ってくれなかったので大人はどうやらアテにはなりそうもありません。

困っているのは中学生、高校生、あとは美容師だけのようです。

髪型に対して校則を変えたい中学生、高校生の皆さま、どうぞ、このブログを参考にしてレポート提出をし、校則を変える運動をしてください。

その方が美容師も提案する髪型の選択肢が増え、助かります。

2ブロック、こんな髪型ですよ

2ブロックが多くの学校で校則違反ということは先ほど書いた通り。

そこでなんですが髪型をチェックする先生たちがちゃんと髪型を理解できているのか?ということが非常に疑問です。

どれが2ブロックかわかります??

全部2ブロックじゃなく見えます??

いやいや、答えは・・・

3から6の4枚です。

僕が切ったスタイルなんで間違いないです。

知識のある人なら分かったかもしれませんが、もみあげ、またはもみあげから襟足の範囲を刈り上げて上の毛が被さるスタイルなので上の被さる長さで全く違う髪型になるわけですね。

写真は4枚とも耳上の刈り後ろは上げのみ。後ろはつながってます。

5なんて正直美容師だって2ブロックかどうかわかんないと思います、だって刈り上げ部分が見えないんだから。

社会人のメンズの髪型で『清潔感』をめざすのなら、襟足ともみあげにボリュームいらないので、刈り上げてスッキリさせたいわけですが、その手段さえも校則により禁止されるって結構恐ろしくないですか?

美容師からしてみれば2ブロックって髪型っていうより、切り方とか手段みたいなものなんですけどね。

何のための校則なのか?

2ブロックの校則を破ると誰かが迷惑がかかるのでしょうか?

一つも悪いとこなくないですか??

東京の教育長曰く「髪型が原因で事件や事故に巻き込まれることがある」と答えたようですが、ちょっと何言ってるかわからないです。

今の時代、男性の社会人で2ブロックにするお客さんは50%以上です。

その理由が『すっきりさせたい』、『清潔感をだしたい』、『髪型の持ちをよくしたい』です。

正当な理由ですね。

清潔感を求められる職業のアナウンサーでさえも全く珍しくはありません。

美容師的にもすっきりさせたいのなら、2ブロックも選択肢にはいります。

これってなんか矛盾してますよね??

おそらく校則って清潔感とかを維持させるためのものだと思うんですよ。

目的は一緒なのに2ブロックで清潔感を作ることは禁止です。

WHY??

なぜ清潔感を出すための手段が一つ禁止ってなんなんでしょう。

わかります??この矛盾。

髪型だとわかりづらいですか??

食べ物で例えますね?

『家でおいしいカレーを作ってください。』という宿題があったとして、

『IHは禁止です。必ずガスで作ってください。』みたいな決まりがあるのと一緒です。

おいしいカレーならいいじゃん!ってなるでしょ、作る側からしたら。

髪型を作る美容師だって「2ブロックだろうが清潔感があればいいでしょ??」って思ってます。

清潔感とは・・・

先ほどから出ているワード、『清潔感』ですが、おそらく先生から生徒に言う意味としては『ボサボサじゃない髪で、耳まわりと襟足はすっかり短く、前髪は目が隠れない長さ』みたいな感じですかね、男子の場合は。

これって2ブロックが適切なのでは!?と思うのは僕だけでしょうか??

むしろ禁止にすべきは『寝癖』では!?

短髪にしようが髪がくしゃくしゃだったら清潔感は出ないですよね。

高校卒業したら2ブロックより絶対寝癖の方が『悪』なのに、なぜか学校では2ブロックが悪者に…。

なぜ社会人の方にルールのレベルを合わせた方がいいと思っているのは僕だけではないはず。

さぁ、『2ブロック禁止』の校則を『寝癖を直すべし』に変えるのです。

「2ブロックは威圧感があるのでダメです。」って言ってる人へ

写真を見てわかったと思いますが、2ブロックだからと言って威圧感が出るわけではないのです。

っていうか写真で言えば1の方が威圧感ありませんか?

※実際には超好青年の子ですけどね!

何が言いたいかというと、刈り上げ部分の『範囲』と『長さ』でイカつい感じに見られるかが変わってきます。

広く、短いほど攻めた感じになるのでイカつい感じに見えやすいですね。

だから禁止にすべき髪型はスキンヘッドとモヒカンこれだけあれば十分です。

※中学、高校でスキンヘッドとモヒカンは見たことないのでこの決まりを作るだけ無駄かもしれませんが。

2ブロック=威圧感、高圧的、チャラい…みたいなイメージをもってるのかもしれませんが、2ブロックにも色々あります。

もし威圧感、高圧的、チャラいを禁止させたければ他のことを禁止したほうが手っ取り早いです。

校則を変えるためには

はい、ここまでは2ブロック禁止にする意味、重要性はないですよっていうことについて詳しく書きました。

ここからは行動編。

意味のないブラック校則もすでに校則として出来上がってしまっているので、まずはそれに従うしかありません。

髪型に幅を持たせたければ校則を変えるしかないので自分で行動するしかありません。

校則って学校って単位で変えられるみたいなので頑張ればいけそうですね。

手順としては

  1. 仲間を集め署名活動(変えたい人。全校の3分の1以上集めましょう。)生徒会も巻き込む。
  2. 理由を説明できるように、正しい2ブロックの知識を詰め込む。(このブログ使ってね。)
  3. 2ブロックのメリット、デメリット(メリットしかないじゃーん!!というアピール)
  4. 今の校則に反対!!ではなく、一緒に清潔感ある人を増やしましょう!という程で学校に影響力がありそうな先生を仲間に。真剣味を伝えるために改めて時間を取ってもらう。
  5. 職員会議で議題に。無事校則を変えることに成功。

という流れですね。

念のため言っておきますが、学校をよりよくするための運動であり、決して《反乱》ではないので内申点に影響しないでしょう。

今ある校則はいまの先生が作ったわけではないですよね。

厳しく指導してくる先生は「校則を生徒に守らせないといけない」という使命感をもった真面目な先生なので仲間にいれたらこっちもんです。

おそらくですが体育教師か生徒指導の先生がいいでしょう。全校集会で司会やってる先生も仲間に入れたら動いてくれそうです。

ちょっと真剣な雰囲気出して、

「先生、髪型の校則についてお話が・・・、」

切り出して、負の感情を抑えて話し合いましょう。

校則を変えるというのはなかなかエネルギーのいることなので、事前準備と策略が大事になってきそうですね!

あとは行動あるのみ!!!

最後に・・・

言いたいことはほとんど書いたような、まだ書けていないような感じですが、たくさん書いたのでとりあえずこれで資料は作れそうですかね、中高生の皆さん?

最後に言っておきますが、2ブロックのこと良く思ってない世代って40代後半、50代の方なのかなと思います、たぶん!

だって髪を切りに来た先生に「なんで2ブロックって禁止なんですか?」って聞くと、

  • 「上の先生が厳しいんですよ。」
  • 「昔から決まってますからねぇ。」
  • 「わかんないです。」

ってしか言われたことないですもん。

その答えの前に「僕はいいと思うんですけど」っていうのが隠されているはず。

髪型チェックで注意してくる先生もただ純粋に校則で決まってるから注意してくるだけであって、自分の意志で注意しているわけではない人が多いみたいです。

だから自分の信念に沿って「2ブロックなんてチャラチャラした髪型なんてダメだ!」って思っている先生ってすっごい少数だと思います。

でもその少数の先生ってベテランの先生で地位が高かったりするとやっぱり意見が強くなったり、(つい最近まで禁止してきたのに急にOKにするのは・・・)みたいな感情もあるだろうし、若手の先生の意見が通らなかったり(←わかんないけど。)、そもそも「髪型の校則変えるよりやることたくさんあるわ・・・。」みたいなのも現実だと思うので、やっぱり校則変えるなら生徒が率先して行動しないといけないところですね。

それも本気で根気よく。

何度も言いますが、別に悪いことをするわけではなく、ただ自分たちのできる髪型の幅を広げるだけだし、反対している先生に「世の中の人は2ブロック=チャラチャラしてるなんて思ってませんよ。」っていうのをお知らせするだけなんですよね。

無駄に残っちゃってる校則を削除するだけ。

中学、高校ってイベントたくさんあって写真いっぱいとるし、卒業アルバムにも残るからできるだけ自分の好きな髪型でいれれば最高ですよね。

それに自分たちの力で校則を変えたら最高の思い出になると思います。

応援してます。頑張ってください!

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